🍰今回の糖質制限プチ断食行の経過観察_01-001 ― 2020年12月03日 01:10
今回の糖質制限プチ断食行の経過観察_01-001
20201203
2020年10月の最終週から継続している、今回の糖質制限1日1食のプチ断食行の途中結果を、ここに記録する:
🌸 10月の最終週より、2度目の糖質制限1日1食のプチ断食行を開始した。
↑ 穀類・イモ球根類・糖類・果物を食べない。つまり、果糖を含む糖類&糖質の含有量が多い食品を食べない。その代わりに、脂質&たんぱく質&野菜を食べる。食事と間食を6時間以内に摂るようにして、オートファジーの発動を狙った。
🌸 11月上旬の健康診断の結果:
(中略)
↑ プチ断食を始めて2週間あまりで血糖値が20も下がったので、あまりの効果テキメン具合に正直ビックリした。これを受けて、プチ断食行の内容を緩めることを検討し始めた(が、糖質ジャンキーであることと、かつて片頭痛持ちであったことから、糖質が多いNG食品は今後も一切摂らない)。ちなみに、5年前に始めて実施した糖質制限では、血糖値の下降はそれほど急ではなかったが、それは1日に2食~3食食べていたからではないか。今回の行は1日1食なので、効果テキメンになったのではないか?
尿酸値とコレステロール比の上昇について、糖質制限の先達の方々もブログで指摘されていることを知った。 私の場合も同様になった。
今回も、尿酸値の上昇については予想していた。 前回の行の際にそうなったからで、その時に偶然行った病院の検査で尿酸値のあまりの高さにお医者さんに驚かれ、「尿道結石を防ぐために水を1日2リットル飲むように」と言われたので、今回もそうしている。 今回は、微量のクエン酸を溶かした水やお湯を飲んでいる。
まだ自分の健康状態の勘所がつかめないままに食事制限をするのはいろいろなリスクを伴うと感じたため、自分で学びながら、慣れるまでは適切なクリニック等に通って自分の健康をモニターしていきたい。
江部先生の協会のサイトは、糖質制限について、私のようなド素人にも解りやすい説明が掲載されている。 サルでも理解できるような説明は、逆に、それを書いた人の頭脳の優秀さを表す。 内向きで独り善がり目線ではなく、読む人の立場に立って、伝えたいことをいかに正確に効果的にデリバーできるかを考えられる客観性と、それを可能にする論理的な文章能力を有している証である(ビジネスでは必須のスキルだ):
🌸 糖質制限食 | toushitsuseigen
🌸 糖質制限の実際 | toushitsuseigen
途中観察の結果に戻って:
🌸 再発していた耳鳴りが消えた。
🌸 再発していた頭皮のただれ、および、鼻腔内のただれ出血が消えた。
🌸 目の中がネバネバしたり、白目に透明のゼリー状のものが出来ていたが、それらも無くなった。
🌸 汗や体臭が臭わなくなった。
🌸 頭の中が冴えるようになった。
🌸 食後にぐったりすることがなくなった(食後に食器を洗うのが面倒くさく感じるのは、自分が意志が弱いダメ人間だからだ!と思っていたが、そうではなかったようだ)。
🌸 口内炎ができにくくなった(←20121213追記。よく噛んで食べるようになったこともあって、先日口の中の同じ個所を9回以上噛んでしまい、口内炎ができるのを覚悟したが、結局できずに治ってしまった。全身的に炎症が起こりにくい体質になってきたのか?)
↑ 身体的な調子の変化は、ある程度予想どおりである。5年前に試した「スーパー糖質制限と思ってやっていたら実は断食行になってしまっていた」行では、気になっていた良性腫瘤がほぼ消滅したほか、頭皮のただれや耳鳴りが無くなり、首周りの小さいイボができなくなった。 この好結果を身をもって経験したことが、私がスーパー糖質制限+プチ断食行に向かう理由になっている。 糖質制限は私に大きな効果をもたらしたが、究極的には、どんな食事法を採用しても、食べる量を冷徹にコントロールして自分の健康にとってオプティマムな体重を維持し続けることが、健康と長寿を両立する真の賢者への道である、と悟っている。
良いことばかりでもない:
🌸 便秘が再発した。
🌸 体重が5キロ減って、20歳の体重+1.5kgになり、BMIが20から19に下がった。
↑ これは痛い。 というのは、体重が減る前(BMIが20)は、ヨガ整体の効果もあって、筋肉が程よくついて、身が軽くなって良かった良かった!と感じていたからである。 しかしながら、過去8年間のデータを見ると、私の場合はBMIが19になると腎機能が上昇してくれる傾向が見られるため、5キロ減量した今の体重から太るのがはばかられる。
私に限って言えば:
🌸 内科的な健康と、運動的な健康とは、連動しないようだ。
↑ ヨガ整体を始めた6か月前から、(ストレス喰いも相まって)徐々に太り始め、身体運動的にはパワーがついて体力的には好調だったのだが、まさにその6か月の間に白内障が進んだことが眼科で判明した。 ストレス喰いによる体重増加のもとでは、ヨガ整体ぐらいの緩やかな運動では、老化(AGEs)に抗(あらが)うには足りなかった。
当たり前だ。 体重の増減は、食べたもののエネルギー量と、生活や運動で消費したエネルギー量の収支だからだ。
お金の場合は、入ってきたら少しでも節約してちょっとずつ貯金をしていくのは、将来の経済力がそれだけ増えることになるので、安心だし、いいことだ。
ところが、エネルギーの場合は、入ってきた分と、出ていく分を、上手にバランスさせるという、メティキュラスなマネジメントが必要だ、ということを痛感した。
当たり前のことなのだが、人間は、当たり前のことを脳でしっかり認識せずに、日常の中で流してしまっていることが多い。
2010年のシーズンオフから2011年シーズン開幕にかけて、ダルビッシュ投手が増量に踏み切ったことを思い出す。 それまでの90kgから10キロ増量して体重を100kgに増やしたダルビッシュ投手は、2011年のシーズンで日本のプロ野球では規格外のモンスター級の存在になってしまい、翌年に大リーグに移った。 当時の記事で、トレーニングによるエネルギー消費を上回る栄養分を摂取しながら、つまり、今までの胃袋のキャパを超える量を食べながら、10キロ増量することがいかに大変かを、ダルが語っていた。 球団のエースで、トレーナーや栄養士がついていることに加えて、勉強熱心なダルビッシュ投手をして、コンディションを保ちながら体重を増やすことが難しかった。 それでも、一般ピープルが一般ピープルなりに、自分でトライアル&エラーを重ねながら、たどたどしくも試行錯誤していくことは、自分の健康的な人生にとって、かけがえのない行為だ。 自分の人生だ。 傍から見て不器用でたどたどしくても、自分による自分のための試行錯誤は、プレシャスな宝物である。
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自分の健康のことを考え始めると、情報に振り回されて特定の食事法を狂信したりアウトライト否定したりする「フードファディズム」に陥りそうになるばかりか、いろいろなファクターが次から次へと浮かんできて、データの山の中に埋もれてしまいそうな気分になる。
以前、そんな、フードファディズムに冒されて何が良くて何が良くないかが解らなくなってすっかり混乱した私に、或る先生がニッコリ笑って、こうおっしゃった:
「普通に食べてください。」
この一言で、私は、目からウロコが落ちた。
総合病院の一般外来にやって来る、性別も体重も生活習慣も様々な有象無象(うぞうむぞう)の患者に対して医者が確信を持って言えることは、
それくらいなのである。
非常に優秀なお医者さんだ、と私は思った。
それに、
「普通に食べてください。」の裏には、
「病気と言えるほどの症状が無い段階であれば、大人なんだから、自分の生活習慣を人任せにせずに、食べることぐらい自分で考えろ!」
というインプリケーションもあったかもしれない。
そうであったとしたら、まったくもって、ギャフン! ごもっともである。
最近ストレス喰いが再発して、「普通に食べる」ことができなくなっていたところに、白内障の進行と、同年代同性より低い骨密度の原因を、初めて自覚したことが、今回のプチ断食行を始めた理由である。
今回の断食行でわかったのは、人間の健康は多面的であり、ひとつの症状に好ましい結果が出ても、他の症状は変わらなかったり、かえって悪くなることもある、ということだ。
従って、突き詰めていくと、アルティメットな黄金律は、
「普通に食べてください」
になるのかもしれない。
自分にとっての「普通」は、人にとっての「普通」とは違う。
「普通」を手に入れることが、いかに難しいことか。
自分にとってのオンリーワンの、ビスポークの「普通」を、試行錯誤を繰り返しながら、自分でテイラーメイドしていく。
それが、健康への孤高の道であろう。
いま一度、基本に立ち帰り、自らにリマインドする:
食べすぎるな!
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