🎹配信ライブ:太田剣+松本圭司ほか @桜木町ドルフィー ― 2023年11月25日 09:29
↑ 「ほか」としてしまいましたが、
ライブの正式名は:
スーパージャムセッション KenKeijiRenKan
で、
山本連(eb) & 菅野知明(ds)
の若手二人と、
太田剣+松本圭司のベテラン(もうそういうキャリアかな?)が
良くかみ合った、
楽しい+唸らせるライブでした。
🍊
私的には、
松本圭司作品比率が高めで嬉しかったな~。
とくに、
松本圭司カルテッドの最新アルバムのシブカッコイイ2曲が
第一部、第二部ともに最初に演奏されて、
やっぱり「ツカんでくる良曲」だなぁ、と
改めて思いました。
太田剣とのデュオCDに収録されている佳曲は、
カルテッド仕様に練れてきた感じがあって、
今後の進化が楽しみです。
松本圭司カルテッドの初期の名作も演奏されたので、
耳が良い感じでお腹いっぱいになりました。
松本圭司も、昨日同じ場所でソロライブを演ったスガダイローと同様に、
地上人には聞こえない周波数の波動(音楽)を宇宙から受信できて弾けてしまう
稀有で特殊な人だと思うので、
地上の生活には何かと辛いこともあるかもしれませんが、
地上界で末永く活躍して、
大物アーティストや古巣の伝説的バンドのサポート演奏の合間を縫って、
凡庸な地上人をビックリ+唸らせる音楽を作り続けて欲しいものです。
🍊🍊
山本連作品が、松本圭司作品が多いセットリストの中に
いい感じにフィットしていたことも、
新鮮な驚きでした。
インストの自作品に日本語の題名をつけるところも、
若手ミュージシャンらしくて良いことだなぁと思いました。
日本人がようやく、
インストを日本人のモノにしたという感があります。
山本連、菅野知明ともに、
良い仕事をしているな~と、
素人ながら感じ取れました。
あとでネットで調べて、
二人とも優秀なミュージシャンということを知りました。
調べなくても、想像できますけどね。
太田剣+松本圭司と一緒に演れる若手は、
突出した人たちに違いありませんからね。
🍊🍊🍊
太田剣作品比率が低かったのは、逆に、
太田剣の力量の大きさをあらわしていますね。
今回のライブも、
演奏中に、自分が引いて、
他のメンバーに花を持たせるような場面がありました。
バンド全体の化学反応を大事にして、
お客さんを楽しませることを優先する、
ステージングができる人ですね。
若手メンバーのお客さんも観に来ているだろうし。
自作曲の演奏が唯一無かった
ドラムの菅野知明にも、マイクを渡して喋ってもらうなど、
太田剣の気配りが随所に見られました。
今回のライブも、
「太田剣がフロントマンだから
大船(おおぶね)に乗った気持ちで観られるだろうから、視聴しよう」
と思って、視聴したら、
やっぱり、大船に乗って観ることができました。
太田剣のステージまわしは非常に安心できます。
(「須藤満または太田剣がステージをまわすライブに、ハズシ無し!」
と、私は思っています。)
自作品よりも、人の作品におけるソロ演奏のほうが、
太田剣の本領が前面に出るような気が?
自作品は、人柄を反映してか、落ち着いた、好感度の高い曲が多いからか、
おおらかで伸び伸びとした「好人物の」ソロ演奏の印象がありますが、
自分のキャラにはない、「屈折した作品」といっては何ですが、人の作品に乗っかるほうが、
スゴ味のある圧巻の演奏になるような印象があります。
今回のライブも、松本圭司作品で、鬼気迫るソロを披露していた気がします。
(あ、でも第二部さいごの曲は太田剣作品かな?だったら上記の内容はちょっと違うな。)
太田剣は、
今日の共演者の松本圭司、 そして、
昨日ソロライブを演ったスガダイロー、 そして、
残念ながら宇宙に旅立ってしまった和泉宏隆氏、
という、
ピアノの猛者たちとのプロジェクトを常時稼働させていて、
結論を言えば、
彼らを操れる太田剣、おそるべし!
🍊🍊🍊🍊
追記:
さいごに、
このようなライブを
たった ¥1,160円で 配信してくれる、
桜木町ドルフィーは、エライ!
音質・画質ともに、はっきり言って良くないが、
それ相応の、お手頃な値段で
ライブの演奏を視聴できるのは、私にとっては大きい。
ミュージシャンにとっては、
遠方の人たちにも気軽に視てもらえるから、
自分たちの宣伝になって、
各地のライブに呼ばれる機会につながるかもしれない。
(実際、そうなっているような感じがある)
ライブハウスの席が予約で満席近くになると
配信もするのかもしれないが、
私にとっては、
とても有難いシステムだ。
ドルフィーさん、ありがとう。
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