🍰今回の糖質制限&プチ断食行の経過観察_01-004 ― 2021年03月08日 21:48



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2021年03月08日にブログ「食べ過ぎるな!」に書いた記事のコピペ。

(ブログ「食べ過ぎるな!」をアサブロに引っ越し中。)



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今回の糖質制限&プチ断食行の経過観察_01-004 

20210308

 

先日の検査で、

糖尿病関連の検査項目は以下の数値となった: (略)

 

この1か月間の変化は:

 🌸 糖尿病の数値のHbA1cが過去8年間で最低値を更新したが、空腹時血糖値は糖質制限を行う前の水準に逆戻りした。

 🌸 腎臓の数値のクレアチニンが、大幅に改善した前回(0.5台)から再び悪化して0.6台になってしまったが、ここ数年の0.7台よりも良い数値にとどまった(今回の数値をカシオ計算機の計算サイトで入力したらe-GFRは70台後半と出た)。

 🌸 コレステロールの各種数値が、基準値を大幅に超えた前回よりも下がった。

 🌸 尿酸値が更に低下して落ち着いた。

 

 上記は、厳しい糖質制限+1日1~1.5食を約3か月継続し、体重が12%減少してBMIはギリギリで「痩せ過ぎ」圏に突入した後、コレステロール値の急上昇を受けて、食事量を増やして糖質制限を幾分緩めた結果である。

  

つまり、食事量を増やして、糖質制限を緩めると、血糖値と腎臓の数値が悪化し、一方で、コレステロールの数値が改善する、ということが、個人的に示された、と思う。

  

もっとも、腎臓の数値の変化については、よくわからない。 前回クレアチニンが目を疑うほどに改善したのは、急激な体重減少による筋肉の減少によるもので、腎臓そのものの機能が改善したのではないかもしれない、と感じている(ある医療系のサイトに、そのような内容が書かれていた)。

  

コレステロール値については、LDLが、デイヴ・フェルドマン氏(ケトン食を実行しコレステロール値を研究する市井のアマチュア科学者)による下記動画でロウカーブダイエット派の医師らの多くが一般に思う目安(200)より下がったと同時に、それより低い、日本における医師による薬の処方の目安の数値よりも低くなった: Basics of Cholesterol Part I - Standard Test - YouTube

  

今後しばらくは、現在の食事量と食事内容を継続し、引き続き検査を受けて様子を見ていく。 現在の食事量は1日2食+間食であるが、依然としてBMIは「痩せ過ぎ」圏であるうえに、少しでも食べないと体重がジリジリ減るため、必死に食べている。 根菜類は普通に食べるようになったが、主食系はあまり食べていない。 経験上、糖質をドカンと食べれば簡単に太ることを知っているが、それはしたくない。 なぜなら、糖質をドカンと食べれば、生来の糖質ジャンキーに逆戻りする恐れがあるからである。

 

 前回の記事で言及した便秘については、最近、劇的な改善を見ている。 

 「それ見たことか! 糖質制限をしたから便秘になったんだよ! 糖質制限を緩めたら、便秘が良くなったんだろ!」

 と、糖質制限反対派は鬼の首を取ったかのように言いそうだが、それは全く違う。

 

なぜなら、私は、生まれてこのかた、物心ついた時から、半世紀以上ずっと便秘だからである。 少なくとも、幼稚園児の頃から継続的にひどい便秘なのである。 

1週間以上排便が無いことは、私にとっては「便秘」ではない。 だいたい、18歳の夏に旅行先で生水を飲んで食中毒になって下痢をするまで、「下痢」「お腹が下る」「お腹をこわす」「お腹がゆるい」ということが、一体どういうことなのか、全く想像できなかったのである(当然だ。お腹をこわしたことがなければ、お腹をこわすことがどういうことか、知るすべもない)。 

便秘の最長記録は、学生時代に記録した3週間である(その時は、最後に口から食べ物を吐いた)。 私にとって「大便」とは、ウサギの糞のようなものか、あるいは、それらが固まって石の棒のようになったものであり、トイレの中で何十分も踏ん張ってようやく排泄されると、しばしば便器の中でスタンディングストーンのように垂直に立っている物であり、水を流しても流れないか、運よく流れたとしても、その先の下水管を往々にして詰まらせ、無精して「カポカポ」せずにヘタに何度も水を流すと時として便器から水を溢れさせる、恐怖に満ちたものである。 

 

よく「ダイエットをすると便秘になる」といわれるが、私は、今までの人生で、容姿を良くするために痩せるためのダイエットをしたことは、一度もない。 なぜなら、40代になるまで、どんな物をどんなにいっぱい飲み食いしても、太ったことが一度も無いからである。 

就職した20代の前半は、家で夕飯をお腹いっぱい食べた、その後に、更にレトルトカレーでカレーライスを作って食べていたにもかかわらず、健康診断のBMI値は常に「痩せ過ぎ」であり、新陳代謝が低下した40代前半の頃にストレス喰いで10キロ太ったら、BMIが初めて最適値になった、という有り様である。 

 

社会に出ると厄介なのは下痢、という通念があるが、便秘も大変に厄介である。 だから、就職後は、センナや大黄・甘草といった生薬の便秘薬で無理やり下痢状態にして出すようになった。 

私にとっては、たとえ下痢便でも、出てくれたほうが遥かに有難いのである。 出ないのは、つらい。 

便秘解消の情報をネットで探していた時に、「センナの下剤を常用しているうちにだんだん効かなくなって、ついには1箱分のセンナ下剤を飲まないと便が出なくなった、外資系に勤める女性が、当便秘専門クリニックにやってきまして...」みたいな記事を見つけたが、その記事を読みながら、私の目には涙があふれていた。 

気の毒に。 便秘は、確実な仕事生活を脅かす、大きなリスクである。 この女性は、腸がリラックスする暇が無いストレスの多い日々の激務を確実にこなすために、強い下剤で強制的に排便させるしかなく、その状態が長年にわたって続いたために、ついには下剤を1箱分飲まなければ便が出なくなってしまったに違いないのだ。 

ところが、男性の医者のなかには「容姿のためにダイエットに走る(軽薄で愚かしい)女性が便秘になるのだ」という、軽薄なステレオタイプを単純軽薄に信じている向きもいるみたいだが、そんなことを平気でのたまう医者は、女性の便秘の本質への理解が決定的に欠如した、単純軽薄に無能な医者である。 そのような医者は、女性の便秘を治すことは、決してできない。 

 

また、中には、タレントの松本明子さんのように、自分で「摘便(てきべん)」をしなければならないほど、人間として最悪の便秘になってしまう人たちもいることを知った。 私の便秘なんて、まだ可愛いほうなのだ、ということを知った。 

 

可愛いほうであっても、便秘は便秘であり、つらいものである。 糖質制限をやめてご飯(お米)を多く食べると、便秘は解消する、というのは、私も実感としてある。 というのは、1日に何膳もご飯を貪り喰っていた去年のストレス喰い期間には、便秘薬を飲む量が減ったからである。 

 

だが、なるべく糖質に頼らずに便秘を解消したいというのが、私の切なる願いであった。 その悲願が、ここ1~2か月の試行錯誤を経て、現在、成功裏に実現している。 糖質制限と便秘解消は両立することが、個人的にわかったので、非常に喜ばしい。 具体的な解決方法については、次回に記したい。

 

以前の記事に、かつてのケロッグの広告コピーに「You are what you eat.」というのがあったと書いたが、「You are what you poop.」も、また真なりである。 人は、その人が食べた物で出来ている。 だから、その人が食べた物は、その人を如実に表している。 そして、もちろん、その人から出た物は、その人の心身の健康状態を如実に表している。 うんちは、その人の分身である。 

 

口に入れる物は勿論のこと、お尻から出す物にも十分に心をかけながら、引き続き自分にとっての最適の食を追い求めていく:

 

食べすぎるな!

二口女(ふたくちおんな)



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🍰糖質制限と便秘 (私の場合、糖質制限する/しないにかかわらず便秘) ― 2021年03月12日 21:53


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20210312日にブログ「食べ過ぎるな!」に書いた記事のコピペ。

 (ブログ「食べ過ぎるな!」をアサブロに引っ越し中。)



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糖質制限と便秘 (私の場合、糖質制限する/しないにかかわらず便秘) 

20210312


記事のタイトルを「糖質制限と便秘」にしたが、

私の場合は、生まれて物心ついた頃から半世紀以上便秘で、糖質制限する/しないにかかわらず、人生ずっと便秘であった。

社会人になってからは、便秘は責任ある社会生活の大きなネックになるため、センナや、大黄・甘草を配合した漢方便秘薬といった便秘薬を飲んで、無理やり下痢状態にして、下痢便にして出していた。

 

ところが、センナ、大黄・甘草漢方便秘薬、アロエ、といった、生薬由来でいかにもナチュラル&ヘルシーなイメージのあるこれらの便秘薬は、腸をディスターブしてイラつかせて強制的に排便させる激烈な下剤で、しかも、使えば使うほど効かなくなって、服用量がどんどん増えていってしまい、ついには、大腸の内壁が真っ黒に変色してしまう! という薬であることを知った。 実際に、日本ではこれらの刺激性の便秘薬は薬局で自由に変えるが、欧米では処方箋がないと買えない、という記述をネットで見た。

 

「なんということだ! 日本は、欧米に比べてなんて遅れているんだ!」

と途端に恥じ入る自虐劣等感マインドセットの日本人もいるかもしれないが、

 

一方で、大腸が捻じれ曲がっている日本人が多いという内容の、「ねじれ腸」という言葉を世に広めた医師の本が何年か前に流行ったようであることも知った。 

ドイツ人は、教科書の人体解剖図どおりの整った形状の大腸を持つ人がほとんどらしいが、日本人には、なぜか、複雑にねじれたりひんまがったりした、異次元的な形状の大腸を持つ人が多いとのことだ。 

これはとても興味深い。 生きるために「空気を読む」ことを要求されて育つ環境では、社会ストレスに常にさらされて、周囲に気配りする精神エネルギー要求が大きすぎて、感情を司る「はら(腹)」が複雑な構造になってしまうのかもしれない。 

ちなみに、ストレスは、進化の推進力でもある。 

通説では、ヒトがサルから分化したのは、アフリカ大陸の真ん中あたりに南北(縦)に断層ができて、東側の地面が徐々に持ちあがったことが推進力になった、という。 

地殻がだんだん持ちあがって標高が高くなった東側は、高地になって乾燥して、樹木が減ってしまい、木に登っていたサルたちは、地面に降りるしかなく、地面に降りたとたんに、大型の肉食動物に襲われるようになった。 

プレデターに獲物として「殺される」という大きなストレスにさらされたサルは、自ら生き延びるために知恵をつけるしかなく、それらのサルがヒトへ進化していったのである...。 

という通説が正しいかどうかなんてわからないが、興味深い説だ。

 

もし、センナや大黄・甘草漢方便秘薬やアロエといった激烈な便秘薬を気軽に買えなくなったら、日本には便秘で苦しむ人たちで溢れかえり、日本の経済活動にも大きな影を落とすかもしれない。 

 

とはいうものの、できることなら、これらの激烈な便秘薬を、なるべく使わないようにしたいものである。 

 

しかしながら、これらの激烈な便秘薬を、そうと知りながらも使い続けなければならない時期が、人生には存在する人もいるだろう。 仕事が忙しくて、休日を除いては、ゆっくりトイレに座って排便する心理的な余裕が無いひとたちも多いことだろう。 

仕事が忙しいのは、それだけ社会から必要とされ、信頼され、社会からお金をもらえる存在であるからであって、「便秘でトイレで踏ん張っているので商談に遅れます」なんてお気楽に言ってはいられない。 

そういう立場にある便秘に悩む人が、激烈な便秘薬に頼ることは、致し方ないことであり、そういう人も、いずれは社会からあまり必要とされなくなる時期が来れば、精神的にも緩んで、精神をつかさどる「はら(腹)」も緩むのではなかろうか。 

その時を楽しみにして(?)、今は多忙な仕事生活を便秘薬を飲みながら送る、というのも、それほど悪くはないかもしれない。 

ヒマになり、社会に対してこちらからお金を払う時以外は社会から見向きもされない存在になってしまってから振り返ると、「あの頃は仕事で忙しかったけど、世間様から必要とされてバリバリ仕事ができた、良い時期だったなぁ」としみじみ思うかもしれない。

 

(とはいえ、便秘には、大腸がんなどの深刻な病気が潜んでいる可能性もあるそうなので、あまり便秘がひどいようなら医者で診てもらうのも一案であろう) 

 

私は生まれてこのかた人生ずっと便秘だが、「糖質制限をすると便秘になる」とよく言われることが、わからないわけでもない。 

というのは、ステイホームでストレス喰いで炭水化物や甘味をドカ喰いしていた数か月間、不思議と便秘薬を飲む量が減ったからである。 つまり、ご飯(米)などの、重量のある炭水化物をドカンと食べると、「新しい食べ物が胃に入ってきたから、うんちを出してOK!」と腸が反応するようで、便秘が改善するような実感があったのである。 

しかしながら、これは、炭水化物のドカ喰いに加えて、ステイホームの間の健康のために毎日1時間半ヨガ整体を行った、相乗効果であっただろう、と考える。 だから、炭水化物のドカ喰いだけでは便秘は改善しないであろうと私は思う。 

というのは、子どもの頃から糖質ジャンキーで炭水化物や甘味をドカ喰いしていた私は、子どもの頃から便秘であったが、同時に、子どもの頃から運動嫌いでほとんど運動をしなかったからである。 もしも、子どもの頃から何かしらの運動をしていたら、こんな便秘人生にはならなかったかもしれない。


つまり、

【炭水化物のドカ喰い】+【運動】 

が、便秘を改善するひとつの方法であるかもしれない。

 

だから、

【炭水化物のドカ喰い】だけで、ロクに【運動】をしない、あるいは、

仕事が忙しくて【運動】する時間的な余裕が無い人は、

単なる【炭水化物のドカ喰い】だけになってしまっているので、

炭水化物の摂取が多過ぎると、ゆくゆくは健康を害するようになるのではないかと思う。

 

ステイホーム期間中の私は、【炭水化物のドカ喰い】プラス、【運動】する時間が持てる、ヒマな(社会から必要とされていない)存在だったので、便秘も幾分解消に向かったのだと思う。

 

ところが、毎日【運動】していたにもかかわらず、体重がジリジリ増えていき、ついに、眼科で恐ろしいことを言われて(眼科の先生はなんとなく言ったのかもしれないが、聞いた当の私は恐れおののいた)、糖尿病の危険を感じた私は、以前の成功体験から直ちに糖質制限+プチ断食行に踏み切ったら、予想通り体重は減るし頭は冴えわたるし皮膚や粘膜の炎症は無くなるし耳鳴りは消えるしでも尿酸値は上がるし、と禍福あざなえる結果となり、便秘も再び悪化してしまった。

 

便秘の解消には、炭水化物のドカ喰いが良いことはわかっていた。 が、それでは、糖質制限でせっかく得た頭の冴えや皮膚疾患の改善などがチャラになってしまうし、その向こうの地平線上には糖尿病&合併症が見えている。 

 

だから、なんとか、炭水化物のドカ喰いをすることなく便秘を解消する手立てはないか?と試行錯誤を始めたのは、昨年の12月ごろであった。 

その頃の記録を見返すと、刺激の強い漢方便秘薬をなるべく飲まずに過ごしていたものの、お腹が張るし腰は痛くなるしいつも詰まっている感じがあって苦しんでおり、どうしても出ないので数日に1回便秘薬を飲んでいた。 「漢方便秘薬を〇粒飲んでようやく便が出た」という記述が多い。 

 

その頃から、便秘解消に役立つ方法をネットで調べ始め、複数の方法をひとつずつ増やしながら複数同時進行で試し始めた。 

というのは、生来の便秘であるため、「朝起きたらコップ1杯の水を飲む」や、「水溶性食物繊維を食べましょう」などのひとつひとつの方法を単品で試すだけでは、とても効かない! ということが、今までの人生すべてで便秘解消策を失敗し続けてきた経験から、あまりにも明らかだったからである。 

だから、やるんだったら全部やる!という気概で取り組み始めた。

 

「腸内フローラ」や「腸活」が数年前からブームになっていることを知り、それを軸に、下記の方法をひとつずつ増やして同時に複数行うようにしていった:

 ⓪ 生野菜を牛馬のごとく食べる ⇒ 逆効果。ますますお腹が張って、便が滞り、腰が痛くなり、ただ苦しいだけ!(NHKのガッテンのサイトなどに、「もともと便秘の人が野菜をたくさん食べると更に便秘が悪化する」という内容が書かれていて、半信半疑だったが、まさにその通りになってしまった)

 ① エビオス錠を1日10粒飲む ⇒ 効果なし。でも、1日青汁1杯の森美智代さんが飲んでいるそうなので、飲み続ける。

 ② コーラックMg便秘薬(常習依存性の少ないマグネシウム下剤)を3粒飲む ⇒ まったく効果なし。

 ③ 上記②を一日の最大許容服用量の6粒飲む ⇒ 効果なし。ウンともスンとも言わず。

 ④ 寒天を作って食べ始める(500g/日) ⇒ お腹がグルグルいっただけ。そして、お腹が張っただけ。ドスンと重量のある穀類のドカ喰いの代替として食べ始めたのだが...。

 ⑤ 水溶性食物繊維の難消化デキストリン(難消化デキストリンにおける日本の老舗メーカー製)を1日18g摂取し始める ⇒ お腹がグルグルして翌日排便できたが、その後は効かなくなった...。

 ⑥ 水溶性食物繊維のイヌリン(日本の大手繊維メーカー製)を、コーヒーやココアを飲むときにスプーン1杯入れはじめた(スプーン3~4杯/日) ⇒ おならがプスプス出て、次の日便が出たが、翌日から早くも効かなくなってきた...。

 ⑦ ヤケくそになって、ぬか漬けの「ぬか」を食べ始めた ⇒ ①④⑤⑥+⑦で翌日バナナ便が出た! しかし、その後はまた出なくなった...。【←2021年12月現在、「ぬか」を食べることも、ぬか漬けを食べることも、もはや行っていない。食べすぎたようで米ぬかに触ると皮膚が赤くかゆくなり始めたからである。おそらく米ぬかアレルギーになってしまったのだろう。かわりに、ぬかを使わない漬物を自作して食べている。】

 ⑧ 水溶性食物繊維のフラクトオリゴ糖(日本の大手製菓メーカー製)を、コーヒーなどに入れて飲み始めた(4g/日) ⇒ ①④⑤⑥⑦+⑧となり、何が何だかわからなくなってきたが、結果的には、出ない...。

 ⑨ 消化器内科に行って、マグネシウム下剤などを処方してもらった ⇒ ①④⑤⑥⑦⑧プラス、処方された下剤を飲んで、おならしか出ない。便意はあってもウンチがでない!  そして翌日、石の棒のように固いウンコが出て、トイレが詰まった!(泣)


以上ここまでにおいて、あまりにも便が出ずに腰が痛くなった時には、やむなく漢方便秘薬を飲んで強制排便していた(悲)...。 また、ここまでにおいて、ヨガ整体や、こんにゃく体操の「たてひざ」と呼ばれる体操など、便秘に効きそうな体操を重点的に行っていた(30~60分/日)。

 

 ⑩ 【ぬか漬けの「ぬか」を食べた直後にヨーグルトを食べる】ということを始めた。 また、その日の夜は「ねじれ腸」解消の「床にうつぶせポーズ」をして、そのまま寝てしまった...。 ⇒ 翌日、2回排便があった! ①④⑤⑥⑦⑧⑨に加えて⑩の【ぬか+ヨーグルト】が効いた感じがした!

 

 これ以後、ほぼ毎日、日によっては1日に2回以上も排便できるようになった! そして、2週間以上、今のところ良いペースで排便できている。

 

上記に加えて工夫したことは:

 ⑪ トイレ内に時計を置いた(「いったい何分トイレに籠っているんだろう?」と自分が不安にならないため)。

 ⑫ 自称「快便汁」を食べ始めた(無印良品のどんぶり器に、しらたき、なめこ、えのき、煮キャベツ、豆腐などを入れ、卵を割り入れて、水と出汁などを加えて、電子レンジで温め、最後に難消化デキストリンを混ぜ込んだ、見た目が最悪なドロドロのもの。ドスンと重量のある炭水化物の代用品として、しらたきを使う)。

  ⑬ 食べたくないと感じるものは食べない(例えば、生野菜のサラダなど、腸が「消化にはちょっとキツイよ」と言っているように感じるものは食べなくなった。その代わりに、煮野菜やドロドロしたものを多く食べるようになった。私は子どもの頃から、生野菜のサラダが苦手だったが、それは、生まれつき私の腸が生野菜の消化が苦手だったからではないか?という考えに基づく)。

 ⑭ 気持ちを楽にするようにした(「楽(らく)」はリラックス(relax)に通じ、ラクサティブ(laxsative, 下剤)に通じる。通じるは「お通じ」だ。laxは「ゆるい」だ。リラックスすれば、心もお腹もユルくなる。)。実際、気持ちが楽になった。 日本の大手メーカー製の水溶性食物繊維サプリを複数摂取し、お医者さんで下剤を処方してもらい、寒天を食べ、一日青汁1杯生活の森美智代さんも長年飲んでいる整腸剤まで飲んでいるのだから、これで効かないはずがない!という「やれることはすべてやったぞ」的な自信が、楽な気持ちにつながったと思う。

 ⑮ おから+サイリウム+卵などで、「おからもち」なるものを作って食べ始めた(糖質制限の先達の方々が作っておられるのをマネた。私の作り方がテキトーなので味は?だが、欧米では下剤としても使われているらしいサイリウムの摂取の目的で、また、ドスンと重量のある炭水化物のドカ喰いの代替品として、食べている)。

 

 現在のところ、①&④~⑮のほとんどを継続しており、体操も続けていて、その結果、毎日排便できている! 便も、ブリストルうんちチャート(Bristol Stool Chart)で言うところの良好な形状&質で、こんなに快便が続くのは、生まれて初めてのことだ! 

もちろん、クリニックで処方されたマグネシウム下剤を飲みながらであるが、センナや漢方便秘薬などの依存性のある激烈な下剤を飲まずに排便できていることが、ただただ嬉しい! だが、現状では、私のウンチは、とてもカネがかかっている! 今後はウンチのためのコストを低減することを目指していく。 

 

⑥のイヌリンは飲みつくしてしまったが、現在も⑤の難消化性デキストリンと⑧のフラクトオリゴ糖は摂取している(今は大手製菓メーカーの製品(値段が高いよ...)よりも安価な製品を摂取している)。イヌリンも近いうちに再開しようと思っている。 

難消化デキストリン、イヌリン、フラクトオリゴ糖は、水溶性食物繊維とのことで、摂取し始めたが、難消化デキストリンは「資化率」が0.5であるのに対して、イヌリンとフラクトオリゴ糖は、より効率的な1.0だそうである。 これらの中では、フラクトオリゴ糖が、摂取後の血糖値の上昇が最も少ないようである(江部医師のブログに情報がある)。 

しかしながら、これらのようなサプリに頼るようになるとは、いささか心外ではあったが、現代には、天然の食べ物は、ほとんどない、と思った時、心理的なバリアーが外れた。 今の世の中では、肉も魚も野菜も、野生から狩猟採集されたものはほとんど無く、人工的に大量生産されたものばかりである。 だから、人工的に作られたサプリだって、人工的に養殖/栽培された肉や魚や野菜と何ら変わりはない、と思うようになった。 

だいたい地球上には、もともと自然界に存在しなかった、人工的に作られ(てしまっ)たものが、人間が住む環境に、当然のものとして、すでに存在している(プルトニウムが一例だ)。 それでも、人間は、自らの発明物によって天罰を受けながらも、今までずっと、生きることを、活動を、続けてきたし、今も続けているし、自らが引き起こした天罰によってどんな姿形になろうとも、これからもずっとずっと、続けていくだろう。

 

⑦のぬか漬けの「ぬか」を食べることについては、もともと家にあったぬか床(泉州水ナスのぬか漬けが入っていたぬか床を捨てずにナスやキュウリを漬けて食べていたのだが、足しぬかとして、無農薬ぬかや無農薬熟成ぬか床を少しずつ足しつつ、細かく切ったいろいろな野菜を日々投入し、加えて、おからや、干ししいたけや乾燥昆布や乾燥ワカメや乾燥野菜を砕いたものなどで水分を吸わせて、なるべく塩を入れずに、ただスッパイだけの、食べるためのぬか床、というか、信州の「やたら漬け」がヌカまみれになったようなものを、冷蔵庫に保管しつつ時折り常温で発酵促進させながら作って、毎日数回に分けて、一日トータルで100~150ccくらい食べている。 この自称「やたらヌカ」を食べた直後に、無糖ヨーグルトを大きなスプーン1杯ぐらい後追いで食べると、腸が喜ぶ感じがする。 

 

この自称「やたらヌカ」は、パッと見が、泥のようであり、その見た目から、私は、自分がミミズになったような気持ちになった。 

ミミズは、土の中で、文字どおりの土を食べて、土のような便を排出し、その便が、土壌を豊かにするという。 

ミミズといえば、チャールズ・ダーウィンである。 進化論のチャールズ・ダーウィンは、フジツボも研究していたが、ミミズも研究していた。 ミミズ(worm)は、イギリス人にとって最も親しみがあるキモい系の虫である。 

その親しみ深さは、日本における「おかいこさん」への親近感に似ていなくもないかもしれない(「おかいこさん」は、モスラとして崇められたりもしたし、新幹線0系の先頭車両もどことなく「おかいこさん」っぽい)。 

イギリスの園芸(とくにネイチャーフレンドリー系の園芸や里山保全シーン)で使われるwormery(ワーマリー)は、ミミズのお家というかミミズ小屋というかミミズを入れる箱であり、その中に枯葉や生ごみを放り込んで中のミミズに食べさせてミミズの糞リッチな栄養たっぷりの土を作る容器である。 

ちなみに、オランジェリーは、オレンジの木を入れる温室のことであり、パリのオランジェリー美術館は、おそらく、かつてはその建物がオレンジの木の温室であったのであろう(建物が温室に見えないと言う向きもあろうが、私たちがイメージするガラス張りの温室は、技術革新でガラスや鉄の強度が向上した19世紀以降の産物である)。 ファーナリー(fernery)は、シダ(fern)類の植物を入れる温室である。 

在来の植物が少ないうえに地味な、寒冷地のヨーロッパにおいて、異国の温暖な地域から採ってきた柑橘類やシダ類は、大変にゴージャスな贅沢品であったため、それらを取り寄せるに足る巨万の富を持っていた上流富裕層は、オランジェリーやファーナリーといった建物をこしらえて、その中でうやうやしく大切に育てて、自慢したのである。 

19世紀にアヘンを盛ってこじ開けた中国や薩摩に大砲を打ち込んでこじ開けた日本から採ってきた椿の木を入れた建物は、「〇〇リー」ではなくて、キャメリアハウス(camellia house)だが、「キャメリア(椿)ハウス」と聞いた途端にまぶたの裏でミラーボールがクルクル回って耳の中に「宇宙のファンタジー」や「セプテンバー」や「君の瞳に恋してる」の音楽が流れた人は、今は還暦前後となった、かつてのクリスタル世代の方々であろう(バブル直前のディスコ全盛期も、今や懐かしい昔となった)。 

西洋における東洋の植物のように、その国に自生する固有種の動植物は、外国では大変貴重なものとして珍重され、法外な値段で高く売れるのである。 

かつてのオランダのチューリップバブルもそうであった。 風車とともにオランダの代名詞になっているチューリップは、もともとトルコ原産であるが、ヨーロッパがチューリップバブルに狂乱した頃には、玉ねぎと思って食べてしまったら、実は今の日本円で数千万円の値が付いたチューリップの球根だった!みたいな笑うに笑えないことも起こったのである。 

だから、動物でも植物でも、その国の固有種を安易に安売りしては、国富のダダ漏れなのであり、タダでほいほい差し上げるなんてことは、もっての他なのである。 

保存会の人たちが国内で愛情を持って管理している種(しゅ)を、異国のかわい子ちゃんがどんなにオス(種)を欲しがっても、種(たね)をタダでは、絶対にあげてはいけないのである。 

どんな生き物もやがては死ぬが、種(タネ)をつけることができる性は、子孫を残すおおもとの種(タネ)であるから、安易にあげたら国外で勝手に繁殖されてしまう恐れがあるからである。 

畑(メス)であっても、その国の固有種をタダであげることにしてしまったのであれば、そのイベントを国益のためにとことん使い倒しても、良くてトントンであろう。 

これに限っては、どこかの国を見習って、自国の固有種については他国に高額で貸し出して、しかも、勝手に繁殖させないように、冷徹かつ厳重にコントロールすべきである。 種(しゅ)の重要性は、動植物に限ったことではない。 

人間世界でも、種(タネ)の問題は重大である。 

国の顔となる人物を代々「生まれ変わり」で、つまり血のつながらない人たちの間で引き継ぐ慣習は、国内に限っていえば、一つの家系への権力の集中を避けられる優れたシステムかもしれないが、国土を広げたい隣国に簡単に利用されてしまう恐れがある。 隣国の息のかかった人物を代表者の「生まれ変わり」に仕立て上げれば、簡単にその国を乗っ取ることができるからである。 

ダイアナさんの葬儀を中継するBBC番組のスタジオで王室ジャーナリストの女性が、「ダイアナさんはよい仕事をした。王子を3人産んだ。」と語ったのを、私は忘れない。 

畑からしか生まれないが、種がなければ畑は産むことはできない。 畑がどんなに自分のルーツの正統性を主張しても、外から婿入りした種(タネ)が自分のルーツの正統性を主張し始めたら、「生まれ変わり」システムと同様の「乗っ取り」が起きはしまいか? 種(タネ)の問題とは、かくも恐ろしくも深刻で重大なのである。 

そうだ、ミミズのことであった。 泥のような「やたらヌカ」を口に入れて、ふかふかのウンチが出るようになった私は、自分がミミズのようになった心持ちになった。 

この心境は、ある種、人間にとって究極の悟りの境地なのではないか? 人間も、とどのつまりは、ミミズと同じ、食べて出す消化管、つまり、生きる管(くだ)である。 

人間社会の煩悩や不安や悩みから完全に解放された、最も崇高な存在は、ミミズのような、生きる管(くだ)となった身なのかもしれず、人はみな、生きる管(くだ)として生きることを空しく夢見ながら、もがきつつ現世を生きているのかもしれない。

 

木曽に「すんき漬け」という名物の漬物があることを知り、大変興味を持っているが、すんき漬けを作る際の決定的なネックは、すんき漬けの種(たね)が入手困難なことである。 

私のようなどこの馬の骨ともわからない外部の者にとって入手困難、ないしは、入手不可能であって、大いに大いに結構なのである。 それが、木曽地方の「すんき漬け」に固有の菌の種(しゅ)と種(タネ)を守り、「すんき漬け」の文化的&経済的な価値を守ることになるからである。

(すんき漬けを買ってきてタネに使ったとしても、すんき漬けを生んだ木曽の風土は、木曽以外では再現できない。風土の風のなかに居る、風土の土のなかに居る、その風土に固有の微生物のカクテルは、その風土以外の場所で再現することは不可能であろう。)

 

〇〇さんのブログには、すんき漬けをはじめ、腸内環境や乳酸菌に関するためになる内容が多い。

 2021年4月12日に追記:◆◆さんの乳酸菌培養に関する記事群は網羅的&体系的で非常に参考になる。

 

同時に、△△さんのブログの、大便に関する慧眼あふれるエッセイは、一連の腸活&便活に関して私が感じはじめていたある種の心理的な疲労感を言い当ててくれるような内容である。 

とはいえ、ヒトと腸内細菌は、松の木とマツタケの関係と同様の、持ちつ持たれつ共に生きていく(symbiosis)、スィンバイオティックな関係であるだろうから、〇〇さんのブログの内容も慧眼にあふれていると思うし、◆◆さんのサイトの内容は凄いの一言である。 また、◆◆さんのサイトにリンクがあった◎◎さんの探求心と実験ごころが炸裂しているブログにも心から恐れ入る。 これらの方々のブログは、ウィキやどこかのサイトの受け売りやコピペみたいな薄っぺらなブログサイトばかりになり果ててしまった昨今のネットユニヴァースにおいて、真に実のある、貴重なジェムストーンのような珠玉のブログである。

  

前回書いたとおり、その人が食べた物が、その人と成り、その人が出すウンチは、その人の分身である。 食べる物は勿論のこと、お尻から出す物にも十分に心をかけながら、引き続き自分にとっての最適の食を追い求めていく:

  

食べすぎるな!

二口女(ふたくちおんな)


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🍰糖質制限と便秘、そして、ガットガーデニング(gut gardening)へ。 ― 2021年03月26日 22:07


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2021日03月26日にブログ「食べ過ぎるな!」に書いた記事のコピペ。

(ブログ「食べ過ぎるな!」をアサブロに引っ越し中。)


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糖質制限と便秘、そして、ガットガーデニング(gut gardening)へ。 

20210326

 

私は物心ついた頃から人生半世紀以上ずーっと便秘だったので、

「糖質制限をしたから便秘になった」

という因果関係は、私には当てはまらない。

 

なぜなら、私が既に便秘だった幼稚園児の頃(1970年代前後)、私は、当然のことながら、糖質制限ダイエットなんてしていなかったからだ。 「日本人なら米を食べろ」という家庭環境のなか、家での朝晩の主食はご飯(お米)、小学校入学後のお昼は学校給食のパン食かソフトめんだった。 

1970年前後は、製菓メーカーがどんどんお菓子を新発売して、お茶の間のテレビはお菓子や家庭で作れるデザート粉末のコマーシャルで賑わっており、近所の商店街や、当時登場し出した大型スーパーで買ってもらったお菓子をむさぼり喰っていた。 

つまり、毎日が糖質のドカ喰いの子ども時代だったにもかかわらず、すでに、放っておけばうんちが軽く1週間は出ないという有り様で、その後の半世紀の人生も、引き続き便秘人生だった。

 

だから、「糖質制限ダイエットを始めたら便秘になって困っています」みたいなことを目耳にすると、私の中には、怒りの感情しか湧き上がってこない。

「そんなものは、便秘と呼ぶに値しない! 糖質セイゲニストになったら便秘になりましたみたいな、そんな軟派な便ピストは、おととい来やがれ!」である。 味噌汁で顔を洗って出直して来い!である。 

子どもの頃から、浣腸は日常、うんち、ではない、固いのでウンコと呼ぶが、子どもの頃からウンコをすれば、ウンコが固くて太すぎてウンコをすると必ずお尻から血が出る、そのうちに、お尻が鍛えられて、ちょっとやそっとでは血も出なくなる、石の棒のようなウンコが途中まで出たところで、排便が止まってしまい、もはや出すことも、ひっこめることもできずに、1時間以上トイレの中で苦闘する、

それが家ならまだいい、就職してから会社の同期の仲間たちで週末行ったスキー旅行先で、そうなって、みんなを待たせてしまい、みんなの貴重な週末土曜日の午前中をオジャンにしてしまった! 

みんなが人生の時間を割いて働いて稼いだ貴重なお金で旅行会社に払った価値の土曜日の午前中の分を、私のウンコのせいで台無しにしてしまった!  申し訳ないことをした! 

こうなるともはや恐ろしくて、センナや大黄・甘草便秘薬といった刺激の強い便秘薬を飲んで、強制的に下痢便にして出す方が、精神的にははるかに良かった。 

そんな太くて固いウンコは、排便するときにお尻がピリッ!と裂けるばかりではない。 出た後、お尻をふけばトイレットペーパーに真っ赤な鮮血がつくばかりではない。

 お尻から出た後、便器の中に、ウンコが立っている。 ウサギのフンが大量に固まりくっついたウンコの棒が、便器の中に直立不動で立っているのだ。 

これを流すのが大変だ。 水がたまるのを待っては何度も「大」のレバーを押して、流れてくれればよいが、往々にして、流れないので、カポカポの出動となる、が、カポカポを何十回やっても流れないときは、恐怖でしかない。 トイレが詰まれば、日常生活の非常事態である、なにせ、排泄行為ができなくなるのだから。 

そして、挙句の果てに、ウンコとトイレットペーパーで完全に詰まって、流水が便器から溢れ、雨も降っていないのにウチのトイレが洪水するという、極限状態の恐怖も2度だが経験した。

 

だが、ここまで読んだ人の中には、「そんな程度のものは、便秘と呼ぶに値しない! お前は、自分の手の指を自分のお尻の穴に突っ込んで、ウンコを掻きだしたことがあるか!? トイレの水が溢れるぐらいでパニックになる程度の、そんな軟派な便ピストは、味噌汁で顔を洗って出直して来い!」 と、怒りに震えている方もおられるであろう。 

  

私は、幸いにも、摘便(てきべん)や、ピンクの小粒を一回に60粒飲まないとお通じが出ない、といった、硬派中の硬派、最高レベルの便ピスト、ではないのだ、ということが、今回の便秘解消努力を行ううちに、わかったことである。

  

だから、以下は、排便したウンコが便器の中で立ってトイレを詰まらせる程度のウンコの、市販の便秘薬を最大服用限度量の2倍の量程度を飲めば便が出るぐらいの、お通じが出ない最長記録が3週間(最後には口から食べ物を吐く)程度の、自称中級程度の便ピストによる努力の結果であって、万人に当てはまるものではないのは重々承知だが、最近の数か月の私の便秘解消努力とその成果の現時点でのスナップショット的な記録として、ここに残す:

  

生来の中級レベル便秘に加えて、糖質制限中、というか、もはや糖質を食べる気もなくなった(というか、元来が糖質ジャンキーなので、また食べ出したら歯止めが効かなくなることが恐ろしくて食べる気がしなくなった)私であるが、直近の1か月間は、ほぼ毎日1回以上は便通があるようになった。

  

具体的には、下記の方法をすべて、毎日行っている:


  🌸 消化器内科で処方された便秘薬(マグネシウムの下剤)を服用する: 自分だけで市販薬に頼って悶々と悩むよりも、お医者さんに行って処方便秘薬を処方してもらう、これは重要だと思う。

初診の診察が終わって診察室から出た瞬間、私は、ホッとして、気持ちがゆるんだような気がした。この時に、お腹もゆるんだのだと思う。 「お医者さんに行って薬を処方してもらった」という安心感が、私の場合は効いていると感じる。 

マグネシウム下剤は、場合によっては高マグネシウム血症を発することがあるそうなので、お医者さんに診てもらいながらだと、その点で安心感がある。

 

 🌸 自作の「やたらヌカ漬け」と、市販のヨーグルトを、同じタイミングで摂取する:便秘が改善せずに、半ばキレ気味に、ヌカ漬けのヌカ自体をスプーン大さじ山盛り1杯食べ、食べたあとすぐに、ヨーグルトをスプーン大さじ山盛り1杯食べた、その時に、お腹が喜んだ気がした。 その次の日から、毎日便通が有り今日に至っている! お腹が喜んだ気がしたのは、腸内の微生物が喜んだからであろう、と、私は思った。 お腹が喜ぶことをするのが、便秘改善に重要だと思った。 つまり、自分の意志や行動を腸内細菌にゆだねるのである。 言い換えれば、腸内細菌の支配を受けるのである。 支配を受ける身になるのだから、日本人である私は、ぬか漬けなどの日本の伝統的な発酵食品に支配されることを望み、そのように選択する。 だが、その一方で、納豆はあまり食べる気持ちにならないので、私としては個人的には食べなくてもいいと思う。 日本は縦に長い列島国で、しかも、地震国つまりは地殻変動による土地の隆起が現在も進行中の山岳国であるため、テレイン(地表の形状)が非情に複雑であるため、その土地土地の風土(ハビタット)も千差万別である。 だからこそ、発酵食品超大国なのである。 だから、自分が生まれ育ったり、慣れ親しんだ風土の発酵食品を食べるのが、自分の腸内フローラにいちばん合っているだろうと思う。 思い起こせば、私は関西人でもないのに、子どもの頃から納豆が嫌いだった。 これは、私の生まれ持っての腸内フローラが、納豆オリエンテッドなフローラではないからではないか、と思う。 これに対して、子どもの頃から私は、酒粕が大好きだった。 にごり酒も好物である、というか、にごり酒を飲むと、ほっとするのだ。 酒の醸造に使われる麹菌は、納豆菌にやられてしまうそうだ。 だから、酒造におけるクリティカルな段階では、杜氏の人たちは朝食に納豆を食べないようにする、と何かのネットで読んだ。 つまり、私の腸内の麹菌オリエンテッドな細菌たちが、「納豆を食べられると自分たちは駆逐されてしまうから、お願いだから納豆を食べないで!」と、子どもの私の脳に信号を送っていたのではないだろうか。 だから、私は納豆が嫌いに思ったのではなかろうか? 納豆が受け付けられないんだったら、腸内細菌が望んでいないんだろうから、無理して納豆を食べなくても良いのではないか、と私は思う。 納豆の他にも、素晴らしい発酵食品が、日本列島にはゴマンとある。 私が食べている「やたらヌカ漬け」とは、私が作っているヌカ漬けに勝手につけた名称であり、実際のところは、長野県の「やたら漬け」がヌカにまみれたような代物で、無農薬のぬかと、細かくサイの目に切った野菜を混ぜた、私が冷蔵庫&常温のコンビネーションで自作した、塩を極力入れずに酸っぱさだけを追求した、細かい野菜のぬか漬けである。 酸っぱさだけを追求するのは、乳酸菌が多いイコール酸っぱい、と理解したからである。 なぜ普通の大きさの野菜のぬか漬けを食べないのか? 野菜を細かく切る理由は、野菜の表面積を相対的に大きくして、その分、乳酸菌の付着面積を大きくして、トータルで乳酸菌をたくさん摂取できるようにすることを狙っているからである。 1つの単位の規模が小さければ小さいほど、その表面積は相対的に大きくなり、その分、各々の面が直接に接する環境からの影響を受けやすくなる、つまり、ぬか漬けに関して言えば、接する環境(ヌカ)に住む乳酸菌が住み着く付着面が大きくなる。 これは、冬の一戸建てがマンションに比べて寒いのと、同じことである。 四方が上下左右のお隣さんとくっついているマンションのほうが、冬の寒さを直接受ける面が4面も少ない上に、お隣さんたちも暖房をたいているから、当然のこととして、一戸建てよりも暖かい。 もしも、マンションの一戸を抜き出して、隣の駐車場に直(じか)に置いたら、ものすごく寒そうに見える。 これは、一戸建てと同じように、6つの面のうち5面が大気に直接触れ、残りの1面は地面の冷えを直接受けるからである。 マンションの1戸を、細胞1つと思えば、究極的には、細胞1個で出来ている単細胞生物は、人間のような多細胞で出来ている生物よりも、環境の影響を受けやすい、ということになる。  小さい存在は、大きい存在よりも、環境からの影響に弱い。 女性や子どもが男性よりも寒さに弱いとか、小型犬のほうが大型犬よりも寒さに弱い、といわれるのも、同じことである。 であれば、ヌカ漬けの構成物のなかで、乳酸菌が相対的に最も多く付着し住みついているのは、ヌカの粒子の細かい一粒一粒である。 だが、米ヌカだけを食べるよりも、バラエティに富んだ野菜の粒子で構成されたヌカを作り食べるほうが、食べ物的な多様性を実現できるので、わざわざ野菜を細かく刻んでヌカと混ぜているのである。 その意味では、米ヌカ由来の乳酸菌にこだわらなければ、別に米ヌカに固執する必要もない。 米ヌカ的なものであれば、小麦ふすまでも、オカラでも、キャベツを粉砕したペーストでも、にんじんおろしでも、なんでも、粉末やペースト状になるもので、一粒一粒が細かくて、乳酸菌の住み家となるものであれば、何でも良いのである。 実際に私は、小麦ふすまやオカラも投入している。 だいたい、米ヌカ・小麦ふすま・オカラは、同類のものである。 農業廃棄物・食品加工廃棄物である。 人間が食べられる代物じゃないから、せめて漬物のぬか床にしたり、廃棄したりしているのである。 だから、人間がこれらを食べても、基本的には消化できずに、ウンチとして出すだけである。 これらの、本来はゴミであるものに経済的なバリューをつけて、ストーリーづけして高い値段で売り、価値を創造している業者さんたちは賢いが、この発酵のファッショントレンドはいつまで続くのか? しかしながら、ゴミは宝の山である。 ゴミを食べて宝を出しているのか? 宝を食べてゴミを出しているのか? いや、ゴミを食べてゴミを出しているのであり、言い換えれば、宝を食べて宝を出しているのである。 この世のエコシステムに、ゴミは存在しない。 誰かのゴミは、誰かの宝である。 ミミズは、土を食べ、土のようなウンチを出し、ミミズのウンチは土壌の微生物にとって恩恵となり、豊かな土ができ、そこに植物が育ち、それを食べる動物が育ち、フードピラミッド全体が輝く。 

 

【 ↑ 2021年の冬現在、米ヌカや、米ヌカを使った漬物は、一切食べていない。理由は、米ヌカアレルギーになってしまったようだからである。米ヌカに触ると、触れた皮膚どころか、空気に露出している皮膚という皮膚が赤くかゆくなるようになってしまった。アレルギーの恐ろしさを身をもって知った。現在は、米ヌカを使わない漬物を自作して食べている。】

 

   🌸 自作の「快便汁」を食べる: 「快便汁」とは、私が発作的に作ったテキトーな汁物に、自分で勝手につけた名称である。 具体的には、無印良品のどんぶり器に、しらたき、なめこ、えのき、煮キャベツ、豆腐などを入れ、卵を割り入れて、水と出汁などを加えて、電子レンジで温め、最後に難消化デキストリン○○ファイバー1袋を混ぜ込んだ、見た目が最悪なドロドロのものである。 作る際のポイントは、大きなどんぶり器でチンすることである。 無印良品のものであっても、ご飯茶碗やマグカップといった小さいサイズでチンすると、必ずといっていいほど、往年の「探偵ナイトスクープ」の伝説的な実験で証明されたとおりの生卵の爆発に見舞われ、レンジ内が凄惨なことになる。 今のところ、大きなどんぶり器である程度の量をチンするときには、この凄惨な爆発は起きていないが、今後、爆発の惨事が起きるともかぎらないが現状のポイントとしては、生卵をどんぶり器の内側の端っこに割り入れることかもしれない。 どんぶり器のド真ん中に生卵を割り入れると、周りの食材がアッチッチ状態になっているにも関わらず、ずっと生半熟状態である。 いちばん良いのは、電子レンジで無精しないで、小鍋で煮て作るほうが、卵が爆発しないので安全だし、爆発で汚れまくった電子レンジ内を掃除する手間もかからない。 

 

 ここまで書いて手が疲れたので、以下の項目の詳細は次回以降にするが、結論としては、腸活とは、ガットガーデニング(gut gardening)である、と私は悟ったのである。

 腸活とは、腸というハビタット(生息地habitat)に、腸内細菌をイントロデュース(導入)し、水溶性食物繊維などの肥料を与え、ふかふかの土のような、ふかふかのウンチを製造する、まさに腸内フローラのガーデニングである。 このgut gardeningの第一義の目標は、自分にとって最適な腸内のクライマックス ヴェジテイション(climax vegetation)を形成することである。 地上におけるクライマックス ヴェジテイションの典型的な例が、白神山地のブナ林である。 その土地風土の植物の生育の最終形態が、白神山地においては、ブナという樹木が独占的な立場に君臨し、その下に全てのフローラ(植物相flora)とフォウナ(動物相fauna)が、互いに競合&共生し合い各々のニッチ(niche)を築き上げた、白神山地に特有の最終形のエコシステムである。 私も、自分に特有の腸内エコシステムの最終形を形成すべく、自分の腹と対話を続けていく。 

  

以下の項目は後日加筆する:

 

 🌸 自作の「塩かんてん」に、自作の「塩発酵トマトペースト」をかけて食べる。1日あたり、食べたい量を食べる(かんてん(出来上がりベース)1日に400ccぐらいは食べている)。

  🌸 水溶性食物繊維を積極的に摂取する: 3種を摂取する(難消化デキストリン「〇〇ファイバー」を12g/日、フラクトオリゴ糖またはイヌリンをコーヒーやココアにスプーン1杯溶かして飲む)。農産物や水産物や畜産物を含めて全ての食べ物が人工的に作られている今日において、水溶性食物繊維は、このような人工的なサプリから摂取しないと、じゅうぶんに摂取するすことが非常に難しい、と感じる。

  🌸 「おからサイリウムもち」みたいなものを自作して食べる。

  🌸 水を1日に2リットル前後飲むように心がける。

  🌸 エビオス錠を1日10粒飲む。

  🌸 キノコのナメコとエノキを毎日食べる。

  🌸 便秘に効きそうな体操をする(30~60分/日)。

     🌸 トイレの環境を整える(トイレ内に時計を置いた(「いったい何分トイレに籠っているんだろう?」と自分が不安にならないため)。

   🌸 食べたくないと感じるものは食べない(例えば、生野菜のサラダなど、腸が「消化にはちょっとキツイよ」と言っているように感じるものは食べなくなった。その代わりに、煮野菜やドロドロしたものを多く食べるようになった。私は子どもの頃から、生野菜のサラダが苦手だったが、それは、生まれつき私の腸が生野菜の消化が苦手だったからではないか?という考えに基づく)。

  🌸 気持ちを楽にするようにした(「楽(らく)」はリラックス(relax)に通じ、ラクサティブ(laxsative, 下剤)に通じる。通じるは「お通じ」だ。laxは「ゆるい」だ。リラックスすれば、心もお腹もユルくなる。)。実際、気持ちが楽になった。 日本の大手メーカー製の水溶性食物繊維サプリを複数摂取し、お医者さんで下剤を処方してもらい、寒天を食べ、一日青汁1杯生活の森美智代さんも長年飲んでいる整腸剤まで飲んでいるのだから、これで効かないはずがない!という「やれることはすべてやったぞ」的な自信が、楽な気持ちにつながったと思う。

  

食べすぎるな!

二口女(ふたくちおんな)


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