🍰血糖値をめぐる体重(BMI)と腎機能 ― 2020年11月21日 20:09
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血糖値をめぐる体重(BMI)と腎機能
20201121
がんや糖尿病の先達の方々は、健康診断や定期検査のデータで経年の分析を行い、自己管理に生かしていらっしゃる、という印象を持った。
私もインスパイアされて、過去8年間のデータをエクセルに入力してみた。 それ以前のデータを「もう昔のものだしジャマくさいから」と捨ててしまったことが大いに悔やまれる。 過去の健康診断の結果は、自分の健康の歴史を表す、プレシャスな履歴書であることを、今痛感している。 とはいえ、過去8年間あれば、40代の終わりから現在までのトレンドを見ることができる。
私の場合、体重(BMI)は、糖尿病の数値との関連はあまり見られず、むしろ腎機能との関連があるようだ。 BMIが20を超えると、ただでさえ基準値内で低空飛行の腎機能(e-GFR)の数値が最低基準ギリギリレベルまで悪化するという傾向が見られる。 BMIが19前後の時は、eーGFRが70前後まで上がってくれる。 腎機能が悪くなると、江部先生の糖質制限食を気軽にできなくなるため、私は自分の腎機能がとても気になっている。 それもあって、脂質中心のケトン食に注目するようになった。
しかしながら、健康状態の推移によっては、ケトン食も気軽にできなくなる可能性があるのではないか?
というのは、生活習慣病の3大看板は、糖尿病・腎臓病・高脂血症であることを知ったからだ。 単純に考えれば:
糖尿病に対する食事(高たんぱく)は、腎臓病に悪く、
腎臓病に対する食事(高糖質)は、糖尿病に悪く、
それらを回避するために魅力的なケトン食(高脂肪)は、高脂血症に悪い、
という、三つ巴(どもえ)状態なのではないか、という印象を持った。
この理由により、腎機能がすでに低空飛行の私は、小食&断食に目が行ってしまうのだ。 どれかの栄養素を制限する方法が採れなくなったら、残る選択肢は「食べない」か、最終的には「空気中のプラーナを食べる」になってしまうような気がするのだ。
今回の健康診断の結果は、【1日1食だけの糖質制限食(脂質多め)+間食を6時間以内に摂取して残りの18時間は液体のみ摂取】という、私にとってのプチ断食行を2週間程度行っていたためなのか、空腹時血糖値が71と、過去8年間の平均から20も下がった。 同時に、脂質において、中性脂肪がかなり上がり、今までは1.0前後だったLH比が1.5を超え、尿酸値も急上昇した。
興味深いのは、2015年に実質的なプチ断食行を初めて試した際のLH比だけが1.5を超えていることだ。 この時にも尿酸値が跳ね上がった。
(たまよ、この記事を読め:ドクターシミズのひとりごと20170216記事)
私の場合、オフィシャルな糖尿病にはカテゴライズされないが、ご飯やパンやスイーツを貪(むさぼ)り喰った後の脳内の退廃的な陶酔感を鑑みると、「境界型」や「隠れ糖尿病」の可能性があるのでは?と勘ぐっている。 これに加えて、腎機能の数値が低空飛行であることが、懸念材料である。
さらに、骨密度が同年代の同性よりも相対的に低く、眼の「老化現象」が進んでいることから、このまま放置すれば、将来的に三つ巴+各種合併症のオンパレード状態になってしまって、もはや打つ手が無い、という道に向かうのではないか?という、大きな心配がある(いや、そうなった場合でも、「空気中のプラーナを食べる」オプションは残っているから大丈夫だ!)。
そういえば、明治生まれで100歳超まで生きたおじいちゃんは、最晩年に認知症と老衰になるまでは、病院と無縁だった。 おじいちゃんの食事を思い出すと、ご飯(お米)やパンを食べて、お酒を飲んでいたけれど、ご飯は、今どきのご飯茶碗よりも小ぶりで浅めの茶碗に軽く1杯かパンの時は8枚切りトーストを1枚、晩酌のお酒は熱燗を徳利1本と決めていて、おかずは一汁二菜に香の物ぐらいで、食卓の上がスカスカな感じだった。 しかも各品目の量が控えめなことに加えて、全ての品目でおかわりをほとんどしなかった。 おじいちゃんは、粗食だった!
おじいちゃんの食卓を思い出したのは、あの世のおじいちゃんからの現在の私に向けたメッセージかもしれない、
と認識し、有難く手を合わせるとともに、引き続き自らを戒め励ましていく:
食べすぎるな!

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