🌖高齢の「おひとりさま」と、「ひとりシニア」は、違うようだ。2023年09月05日 04:29


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高齢の「おひとりさま」と、「ひとりシニア」は、違うようだ。

20230905

 

先日書いた記事で、

別居する子どもがいる高齢者も「おひとりさま」というのか?と疑問に思ったが、

 

「ひとりシニア」という言葉があるんですね。

 

「ひとりシニア」という言葉も、出版業界が作ったみたいだ。

私の記憶だと、「おひとりさま」も出版業界が作ったのではないかと思う。

 

もう何年も前に、未婚の独身女性の人が著した、自分の生活や生き方を書いた本の題名に、「おひとりさま」が付けられていたと、記憶している。

 

その後、「おひとりさま」という言葉は流行語になった。

 

その著者の方は、のちに「おひとりさまの老後」みたいな題名の本も出して、

未婚の独身女性の高齢化の問題が注目されるようになった、と私は記憶している。 

 

これに対して、「ひとりシニア」は、近年に作られた言葉のようだ。


「ひとりシニア」という呼び名で本を出版したシニア女性には、お子さんがいるんだね。

 

「ひとりシニア」のほうが、高齢化した「おひとりさま」よりも、カバーする範囲が広いというわけだ。

 

ということは、潜在マーケット(読者層)も広いね。

 

プロ(出版業界)のプロデュースはやはりプロの技だ。

「おひとりさま」もそう思ったが、

「ひとりシニア」もそうだね。

飛ぶように本が売れていることだろう。

 

「おひとりシニア」っていう言葉を推す出版社もあるようですね。

マガジンハウス(かな?)が編み出した「ひとりシニア」と同じ意味だろうね。

マガジンハウスは、このテのものでは最強だろうからね。たしか「断捨離」もマガジンハウスからじゃないかな?

 

別居する子どもに見守られながらの「ひとりシニア」や、

旦那さんと死に別れて遺族年金をもらう「ひとりシニア」に比べたら、

高齢の「おひとりさま」のほうが、老後の厳しさはケタ違いかな?とも思うが、

「おひとりさま」として平気で齢を重ねられたことは、

もともと、経済的にとても恵まれた境遇に生まれたから(結婚する必要性も気も起きなかったから)かもしれないしね。

 

どっちが厳しいかは、それぞれの人の境遇によるんだろうね。

 

まあ、人のことよりも、自分の心配をしないとね。

60近くになったら、他人の分類法なんて、

どうでもいいよ。

 

もういいよ。

 

もう、いいよ。

 

 

浅井忠「十二月」(部分)  NDLイメージバンク(国立国会図書館)

 

作品全体図はこちらのURLのどこかにある: 

美術文芸雑誌『方寸』|NDLイメージバンク|国立国会図書館

 



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