🎹八代亜紀さん、早すぎるよ(泣)2024年01月10日 12:35

イギリス田舎歩き: ノーフォークかな?の河口
        ☆想い出写真☆


八代亜紀さんは、私がいちばん好きな演歌歌手です。

といっても、私が小学生のころに、お小遣いで買った、
初めての演歌のEP(シングル)レコードは、
石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」でした。

八代亜紀さんは、
当時の私のようなガキが安易に近づくようなものではない、
大人の歌!を歌っていたような感じがあります。

でも、八代亜紀さんの「舟歌」は、
私のようなガキの心にも刺さりました。

八代亜紀さんの「舟歌」をピアノで弾くことが、
私の長年の夢でした。

もう弾けるだろうか?いや、まだ弾けないだろう、と、
何年も思っていたのですが、
「当たって砕けろだ!弾いてみよう!」
と、耳コピして弾き始めたのが、去年の後半のことです。

「舟歌」の難所は、なんといっても、
1コーラス目と2コーラス目の間と、アウトロ前の
「〽沖のカモメに...」の箇所です。

'難所'と言ってしまうところが、
私のような、昭和の高度成長期に育った日本人が、
いかに日本の音楽を否定されて音楽教育されたか!ということです。

「4/4拍子や3/4拍子といった、
西洋音楽の拍子が正しいのだ!
西洋音楽のようなきっちり正しい拍子感覚が欠如した
日本の伝統音楽は、
未開の、劣った、野蛮人の音楽なのだ!」

という音楽教育を、
私の世代は、受けてきました。
それを思うと、やるせなくて、悔しくて、涙が溢れてきます。

ところが、
八代亜紀さんの「舟歌」の'難所'を何度も聞いているうちに、
だんだん本能的に、拍子感覚がわかってきました。
「ああ、私も、日本人のハシクレだったんだ!」
と、嬉しくなって、泣けてきました。

そして、去年の秋から「舟歌」を弾き始めました。

年が明けても、弾いていました。

八代亜紀さんに届いてくれ! 私の「舟歌」のピアノ。

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