☆日が長くなりはじめました。 ― 2023年12月24日 19:52

☆想ひ出写真☆
22日の冬至が過ぎて、日が長くなりまじめました。嬉しい!
今日は、玄関まわりを掃除して、
玄関ドアの外側に、正月のお飾りをつけました。
「まだクリスマスも終わっていないのに、
正月のお飾りを飾るの、おかしくない?」
と旦那さんに言われたのですが、
もともと日本では、
12月15日前後から、お正月モードに入ったので、
べつにおかしくもなんともありません。
赤穂義士伝の「大高源吾」の巻に、こんなくだりがあります。
年の瀬の12月13日に、雪の両国橋の上を、
笹竹を担いで売り歩く、みすぼらしい姿の大高源吾は、
旧知の俳諧仲間の、宝井其角とバッタリ出会い、
俳句のやりとりをします。
大高源吾の俳句は、
「今日までは笹竹を売り歩いているが、明日からは宝船(を売るの)だ」
という内容でした。
同じ俳諧仲間の某殿様の屋敷へ行く途中だった宝井其角は、
屋敷に赴いてから、殿様に、大高源吾の句を見せると、
さすがはお殿様、
「明日が討ち入りになるやもしれんぞ!」と其角に。
「そうだったのか!大高さんは、それをほのめかして、
この句を私に!こうしてはいられない!
大高さんと今生の別れになるかもしれないから、
せめて、一目お別れを言いたい!」
と、宝井其角は、
吉良邸の隣のお屋敷に泊めてもらって、赤穂浪士たちを待っていると、
日付が変わっが14日の未明、
吉良邸に討ち入る直前の大高源吾に会うことができ、
今生の別れとなる句を詠み合うのだった(涙!)。
という話ですが、
大高源吾は笹竹売りに身をやつして、
吉良邸の在る両国かいわいを偵察していたのですが、
12月13日までは笹竹が売られ、
12月14日以降は、お正月の宝船のお飾りが売られるようになる
という、当時の慣習が描かれています。
つまり、
12月の13日までには、
大掃除で高いところの埃をはらうために使う笹竹に需要があるが、
たいがいの家や商家では、13日までに大掃除を済ませてしまうから、
12月14日からは、掃除を済ませた家の中に飾る宝船のお飾りが売れるようになったのです。
だから、
12月半ばを過ぎれば、正月飾りを飾っても、
何もおかしくはありません。
ということを、旦那さんに説明しました。
玄関先を掃除した後、
玄関のドアの外に正月飾りをぶら下げたら、
気もちがさっぱりしました。
12月中は、神田伯山をはじめ、
講談師たちは赤穂義士伝の様々な話を語ります。
なかでも「大高源吾」は定番の演目です。
22日の冬至が過ぎて、日が長くなりまじめました。嬉しい!
今日は、玄関まわりを掃除して、
玄関ドアの外側に、正月のお飾りをつけました。
「まだクリスマスも終わっていないのに、
正月のお飾りを飾るの、おかしくない?」
と旦那さんに言われたのですが、
もともと日本では、
12月15日前後から、お正月モードに入ったので、
べつにおかしくもなんともありません。
赤穂義士伝の「大高源吾」の巻に、こんなくだりがあります。
年の瀬の12月13日に、雪の両国橋の上を、
笹竹を担いで売り歩く、みすぼらしい姿の大高源吾は、
旧知の俳諧仲間の、宝井其角とバッタリ出会い、
俳句のやりとりをします。
大高源吾の俳句は、
「今日までは笹竹を売り歩いているが、明日からは宝船(を売るの)だ」
という内容でした。
同じ俳諧仲間の某殿様の屋敷へ行く途中だった宝井其角は、
屋敷に赴いてから、殿様に、大高源吾の句を見せると、
さすがはお殿様、
「明日が討ち入りになるやもしれんぞ!」と其角に。
「そうだったのか!大高さんは、それをほのめかして、
この句を私に!こうしてはいられない!
大高さんと今生の別れになるかもしれないから、
せめて、一目お別れを言いたい!」
と、宝井其角は、
吉良邸の隣のお屋敷に泊めてもらって、赤穂浪士たちを待っていると、
日付が変わっが14日の未明、
吉良邸に討ち入る直前の大高源吾に会うことができ、
今生の別れとなる句を詠み合うのだった(涙!)。
という話ですが、
大高源吾は笹竹売りに身をやつして、
吉良邸の在る両国かいわいを偵察していたのですが、
12月13日までは笹竹が売られ、
12月14日以降は、お正月の宝船のお飾りが売られるようになる
という、当時の慣習が描かれています。
つまり、
12月の13日までには、
大掃除で高いところの埃をはらうために使う笹竹に需要があるが、
たいがいの家や商家では、13日までに大掃除を済ませてしまうから、
12月14日からは、掃除を済ませた家の中に飾る宝船のお飾りが売れるようになったのです。
だから、
12月半ばを過ぎれば、正月飾りを飾っても、
何もおかしくはありません。
ということを、旦那さんに説明しました。
玄関先を掃除した後、
玄関のドアの外に正月飾りをぶら下げたら、
気もちがさっぱりしました。
12月中は、神田伯山をはじめ、
講談師たちは赤穂義士伝の様々な話を語ります。
なかでも「大高源吾」は定番の演目です。
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