🗻未来に記憶したい、戦後昭和の少女漫画の定番の筋書き: 赤ん坊のすり替え ― 2023年12月23日 04:40
🗻未来に記憶したい、戦後昭和の少女漫画の定番の筋書き: 赤ん坊のすり替え
例: 「さすらいの太陽」
「ガラスの城」
両作品ともに、
同時期に生まれた大財閥の御令嬢と、貧しい家の娘という
ふたりの赤ん坊が、何者かによってすり替えられる。
そうとは知らない二人の女の子は、
本来の境遇とかけ離れた人生を、それぞれ歩んでいくのだが、
あるとき、二人は出会うことになり...。
今では絶対に有ってはならない筋書きだが、
その劇的なストーリー展開こそが、
昭和という劇的な時代を反映していたのだろう。
あの頃、日本人は、劇的に生きていた。
「さすらいの太陽」のテレビまんが版は、DVDや配信になっているようだが、
「ガラスの城」は、赤ん坊すり替えの他に、
特定の疾病に関する、今では絶対に許されない描写が結末にあるから、
もう世に出ることはないだろう。
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