🍰糖質制限と便秘、そして、ガットガーデニング(gut gardening)へ。2021年03月26日 22:07


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2021日03月26日にブログ「食べ過ぎるな!」に書いた記事のコピペ。

(ブログ「食べ過ぎるな!」をアサブロに引っ越し中。)


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糖質制限と便秘、そして、ガットガーデニング(gut gardening)へ。 

20210326

 

私は物心ついた頃から人生半世紀以上ずーっと便秘だったので、

「糖質制限をしたから便秘になった」

という因果関係は、私には当てはまらない。

 

なぜなら、私が既に便秘だった幼稚園児の頃(1970年代前後)、私は、当然のことながら、糖質制限ダイエットなんてしていなかったからだ。 「日本人なら米を食べろ」という家庭環境のなか、家での朝晩の主食はご飯(お米)、小学校入学後のお昼は学校給食のパン食かソフトめんだった。 

1970年前後は、製菓メーカーがどんどんお菓子を新発売して、お茶の間のテレビはお菓子や家庭で作れるデザート粉末のコマーシャルで賑わっており、近所の商店街や、当時登場し出した大型スーパーで買ってもらったお菓子をむさぼり喰っていた。 

つまり、毎日が糖質のドカ喰いの子ども時代だったにもかかわらず、すでに、放っておけばうんちが軽く1週間は出ないという有り様で、その後の半世紀の人生も、引き続き便秘人生だった。

 

だから、「糖質制限ダイエットを始めたら便秘になって困っています」みたいなことを目耳にすると、私の中には、怒りの感情しか湧き上がってこない。

「そんなものは、便秘と呼ぶに値しない! 糖質セイゲニストになったら便秘になりましたみたいな、そんな軟派な便ピストは、おととい来やがれ!」である。 味噌汁で顔を洗って出直して来い!である。 

子どもの頃から、浣腸は日常、うんち、ではない、固いのでウンコと呼ぶが、子どもの頃からウンコをすれば、ウンコが固くて太すぎてウンコをすると必ずお尻から血が出る、そのうちに、お尻が鍛えられて、ちょっとやそっとでは血も出なくなる、石の棒のようなウンコが途中まで出たところで、排便が止まってしまい、もはや出すことも、ひっこめることもできずに、1時間以上トイレの中で苦闘する、

それが家ならまだいい、就職してから会社の同期の仲間たちで週末行ったスキー旅行先で、そうなって、みんなを待たせてしまい、みんなの貴重な週末土曜日の午前中をオジャンにしてしまった! 

みんなが人生の時間を割いて働いて稼いだ貴重なお金で旅行会社に払った価値の土曜日の午前中の分を、私のウンコのせいで台無しにしてしまった!  申し訳ないことをした! 

こうなるともはや恐ろしくて、センナや大黄・甘草便秘薬といった刺激の強い便秘薬を飲んで、強制的に下痢便にして出す方が、精神的にははるかに良かった。 

そんな太くて固いウンコは、排便するときにお尻がピリッ!と裂けるばかりではない。 出た後、お尻をふけばトイレットペーパーに真っ赤な鮮血がつくばかりではない。

 お尻から出た後、便器の中に、ウンコが立っている。 ウサギのフンが大量に固まりくっついたウンコの棒が、便器の中に直立不動で立っているのだ。 

これを流すのが大変だ。 水がたまるのを待っては何度も「大」のレバーを押して、流れてくれればよいが、往々にして、流れないので、カポカポの出動となる、が、カポカポを何十回やっても流れないときは、恐怖でしかない。 トイレが詰まれば、日常生活の非常事態である、なにせ、排泄行為ができなくなるのだから。 

そして、挙句の果てに、ウンコとトイレットペーパーで完全に詰まって、流水が便器から溢れ、雨も降っていないのにウチのトイレが洪水するという、極限状態の恐怖も2度だが経験した。

 

だが、ここまで読んだ人の中には、「そんな程度のものは、便秘と呼ぶに値しない! お前は、自分の手の指を自分のお尻の穴に突っ込んで、ウンコを掻きだしたことがあるか!? トイレの水が溢れるぐらいでパニックになる程度の、そんな軟派な便ピストは、味噌汁で顔を洗って出直して来い!」 と、怒りに震えている方もおられるであろう。 

  

私は、幸いにも、摘便(てきべん)や、ピンクの小粒を一回に60粒飲まないとお通じが出ない、といった、硬派中の硬派、最高レベルの便ピスト、ではないのだ、ということが、今回の便秘解消努力を行ううちに、わかったことである。

  

だから、以下は、排便したウンコが便器の中で立ってトイレを詰まらせる程度のウンコの、市販の便秘薬を最大服用限度量の2倍の量程度を飲めば便が出るぐらいの、お通じが出ない最長記録が3週間(最後には口から食べ物を吐く)程度の、自称中級程度の便ピストによる努力の結果であって、万人に当てはまるものではないのは重々承知だが、最近の数か月の私の便秘解消努力とその成果の現時点でのスナップショット的な記録として、ここに残す:

  

生来の中級レベル便秘に加えて、糖質制限中、というか、もはや糖質を食べる気もなくなった(というか、元来が糖質ジャンキーなので、また食べ出したら歯止めが効かなくなることが恐ろしくて食べる気がしなくなった)私であるが、直近の1か月間は、ほぼ毎日1回以上は便通があるようになった。

  

具体的には、下記の方法をすべて、毎日行っている:


  🌸 消化器内科で処方された便秘薬(マグネシウムの下剤)を服用する: 自分だけで市販薬に頼って悶々と悩むよりも、お医者さんに行って処方便秘薬を処方してもらう、これは重要だと思う。

初診の診察が終わって診察室から出た瞬間、私は、ホッとして、気持ちがゆるんだような気がした。この時に、お腹もゆるんだのだと思う。 「お医者さんに行って薬を処方してもらった」という安心感が、私の場合は効いていると感じる。 

マグネシウム下剤は、場合によっては高マグネシウム血症を発することがあるそうなので、お医者さんに診てもらいながらだと、その点で安心感がある。

 

 🌸 自作の「やたらヌカ漬け」と、市販のヨーグルトを、同じタイミングで摂取する:便秘が改善せずに、半ばキレ気味に、ヌカ漬けのヌカ自体をスプーン大さじ山盛り1杯食べ、食べたあとすぐに、ヨーグルトをスプーン大さじ山盛り1杯食べた、その時に、お腹が喜んだ気がした。 その次の日から、毎日便通が有り今日に至っている! お腹が喜んだ気がしたのは、腸内の微生物が喜んだからであろう、と、私は思った。 お腹が喜ぶことをするのが、便秘改善に重要だと思った。 つまり、自分の意志や行動を腸内細菌にゆだねるのである。 言い換えれば、腸内細菌の支配を受けるのである。 支配を受ける身になるのだから、日本人である私は、ぬか漬けなどの日本の伝統的な発酵食品に支配されることを望み、そのように選択する。 だが、その一方で、納豆はあまり食べる気持ちにならないので、私としては個人的には食べなくてもいいと思う。 日本は縦に長い列島国で、しかも、地震国つまりは地殻変動による土地の隆起が現在も進行中の山岳国であるため、テレイン(地表の形状)が非情に複雑であるため、その土地土地の風土(ハビタット)も千差万別である。 だからこそ、発酵食品超大国なのである。 だから、自分が生まれ育ったり、慣れ親しんだ風土の発酵食品を食べるのが、自分の腸内フローラにいちばん合っているだろうと思う。 思い起こせば、私は関西人でもないのに、子どもの頃から納豆が嫌いだった。 これは、私の生まれ持っての腸内フローラが、納豆オリエンテッドなフローラではないからではないか、と思う。 これに対して、子どもの頃から私は、酒粕が大好きだった。 にごり酒も好物である、というか、にごり酒を飲むと、ほっとするのだ。 酒の醸造に使われる麹菌は、納豆菌にやられてしまうそうだ。 だから、酒造におけるクリティカルな段階では、杜氏の人たちは朝食に納豆を食べないようにする、と何かのネットで読んだ。 つまり、私の腸内の麹菌オリエンテッドな細菌たちが、「納豆を食べられると自分たちは駆逐されてしまうから、お願いだから納豆を食べないで!」と、子どもの私の脳に信号を送っていたのではないだろうか。 だから、私は納豆が嫌いに思ったのではなかろうか? 納豆が受け付けられないんだったら、腸内細菌が望んでいないんだろうから、無理して納豆を食べなくても良いのではないか、と私は思う。 納豆の他にも、素晴らしい発酵食品が、日本列島にはゴマンとある。 私が食べている「やたらヌカ漬け」とは、私が作っているヌカ漬けに勝手につけた名称であり、実際のところは、長野県の「やたら漬け」がヌカにまみれたような代物で、無農薬のぬかと、細かくサイの目に切った野菜を混ぜた、私が冷蔵庫&常温のコンビネーションで自作した、塩を極力入れずに酸っぱさだけを追求した、細かい野菜のぬか漬けである。 酸っぱさだけを追求するのは、乳酸菌が多いイコール酸っぱい、と理解したからである。 なぜ普通の大きさの野菜のぬか漬けを食べないのか? 野菜を細かく切る理由は、野菜の表面積を相対的に大きくして、その分、乳酸菌の付着面積を大きくして、トータルで乳酸菌をたくさん摂取できるようにすることを狙っているからである。 1つの単位の規模が小さければ小さいほど、その表面積は相対的に大きくなり、その分、各々の面が直接に接する環境からの影響を受けやすくなる、つまり、ぬか漬けに関して言えば、接する環境(ヌカ)に住む乳酸菌が住み着く付着面が大きくなる。 これは、冬の一戸建てがマンションに比べて寒いのと、同じことである。 四方が上下左右のお隣さんとくっついているマンションのほうが、冬の寒さを直接受ける面が4面も少ない上に、お隣さんたちも暖房をたいているから、当然のこととして、一戸建てよりも暖かい。 もしも、マンションの一戸を抜き出して、隣の駐車場に直(じか)に置いたら、ものすごく寒そうに見える。 これは、一戸建てと同じように、6つの面のうち5面が大気に直接触れ、残りの1面は地面の冷えを直接受けるからである。 マンションの1戸を、細胞1つと思えば、究極的には、細胞1個で出来ている単細胞生物は、人間のような多細胞で出来ている生物よりも、環境の影響を受けやすい、ということになる。  小さい存在は、大きい存在よりも、環境からの影響に弱い。 女性や子どもが男性よりも寒さに弱いとか、小型犬のほうが大型犬よりも寒さに弱い、といわれるのも、同じことである。 であれば、ヌカ漬けの構成物のなかで、乳酸菌が相対的に最も多く付着し住みついているのは、ヌカの粒子の細かい一粒一粒である。 だが、米ヌカだけを食べるよりも、バラエティに富んだ野菜の粒子で構成されたヌカを作り食べるほうが、食べ物的な多様性を実現できるので、わざわざ野菜を細かく刻んでヌカと混ぜているのである。 その意味では、米ヌカ由来の乳酸菌にこだわらなければ、別に米ヌカに固執する必要もない。 米ヌカ的なものであれば、小麦ふすまでも、オカラでも、キャベツを粉砕したペーストでも、にんじんおろしでも、なんでも、粉末やペースト状になるもので、一粒一粒が細かくて、乳酸菌の住み家となるものであれば、何でも良いのである。 実際に私は、小麦ふすまやオカラも投入している。 だいたい、米ヌカ・小麦ふすま・オカラは、同類のものである。 農業廃棄物・食品加工廃棄物である。 人間が食べられる代物じゃないから、せめて漬物のぬか床にしたり、廃棄したりしているのである。 だから、人間がこれらを食べても、基本的には消化できずに、ウンチとして出すだけである。 これらの、本来はゴミであるものに経済的なバリューをつけて、ストーリーづけして高い値段で売り、価値を創造している業者さんたちは賢いが、この発酵のファッショントレンドはいつまで続くのか? しかしながら、ゴミは宝の山である。 ゴミを食べて宝を出しているのか? 宝を食べてゴミを出しているのか? いや、ゴミを食べてゴミを出しているのであり、言い換えれば、宝を食べて宝を出しているのである。 この世のエコシステムに、ゴミは存在しない。 誰かのゴミは、誰かの宝である。 ミミズは、土を食べ、土のようなウンチを出し、ミミズのウンチは土壌の微生物にとって恩恵となり、豊かな土ができ、そこに植物が育ち、それを食べる動物が育ち、フードピラミッド全体が輝く。 

 

【 ↑ 2021年の冬現在、米ヌカや、米ヌカを使った漬物は、一切食べていない。理由は、米ヌカアレルギーになってしまったようだからである。米ヌカに触ると、触れた皮膚どころか、空気に露出している皮膚という皮膚が赤くかゆくなるようになってしまった。アレルギーの恐ろしさを身をもって知った。現在は、米ヌカを使わない漬物を自作して食べている。】

 

   🌸 自作の「快便汁」を食べる: 「快便汁」とは、私が発作的に作ったテキトーな汁物に、自分で勝手につけた名称である。 具体的には、無印良品のどんぶり器に、しらたき、なめこ、えのき、煮キャベツ、豆腐などを入れ、卵を割り入れて、水と出汁などを加えて、電子レンジで温め、最後に難消化デキストリン○○ファイバー1袋を混ぜ込んだ、見た目が最悪なドロドロのものである。 作る際のポイントは、大きなどんぶり器でチンすることである。 無印良品のものであっても、ご飯茶碗やマグカップといった小さいサイズでチンすると、必ずといっていいほど、往年の「探偵ナイトスクープ」の伝説的な実験で証明されたとおりの生卵の爆発に見舞われ、レンジ内が凄惨なことになる。 今のところ、大きなどんぶり器である程度の量をチンするときには、この凄惨な爆発は起きていないが、今後、爆発の惨事が起きるともかぎらないが現状のポイントとしては、生卵をどんぶり器の内側の端っこに割り入れることかもしれない。 どんぶり器のド真ん中に生卵を割り入れると、周りの食材がアッチッチ状態になっているにも関わらず、ずっと生半熟状態である。 いちばん良いのは、電子レンジで無精しないで、小鍋で煮て作るほうが、卵が爆発しないので安全だし、爆発で汚れまくった電子レンジ内を掃除する手間もかからない。 

 

 ここまで書いて手が疲れたので、以下の項目の詳細は次回以降にするが、結論としては、腸活とは、ガットガーデニング(gut gardening)である、と私は悟ったのである。

 腸活とは、腸というハビタット(生息地habitat)に、腸内細菌をイントロデュース(導入)し、水溶性食物繊維などの肥料を与え、ふかふかの土のような、ふかふかのウンチを製造する、まさに腸内フローラのガーデニングである。 このgut gardeningの第一義の目標は、自分にとって最適な腸内のクライマックス ヴェジテイション(climax vegetation)を形成することである。 地上におけるクライマックス ヴェジテイションの典型的な例が、白神山地のブナ林である。 その土地風土の植物の生育の最終形態が、白神山地においては、ブナという樹木が独占的な立場に君臨し、その下に全てのフローラ(植物相flora)とフォウナ(動物相fauna)が、互いに競合&共生し合い各々のニッチ(niche)を築き上げた、白神山地に特有の最終形のエコシステムである。 私も、自分に特有の腸内エコシステムの最終形を形成すべく、自分の腹と対話を続けていく。 

  

以下の項目は後日加筆する:

 

 🌸 自作の「塩かんてん」に、自作の「塩発酵トマトペースト」をかけて食べる。1日あたり、食べたい量を食べる(かんてん(出来上がりベース)1日に400ccぐらいは食べている)

  🌸 水溶性食物繊維を積極的に摂取する: 3種を摂取する(難消化デキストリン「〇〇ファイバー」を12g/日、フラクトオリゴ糖またはイヌリンをコーヒーやココアにスプーン1杯溶かして飲む)。農産物や水産物や畜産物を含めて全ての食べ物が人工的に作られている今日において、水溶性食物繊維は、このような人工的なサプリから摂取しないと、じゅうぶんに摂取するすことが非常に難しい、と感じる。

  🌸 「おからサイリウムもち」みたいなものを自作して食べる。

  🌸 水を1日に2リットル前後飲むように心がける。

  🌸 エビオス錠を110粒飲む。

  🌸 キノコのナメコとエノキを毎日食べる。

  🌸 便秘に効きそうな体操をする(3060/)

     🌸 トイレの環境を整える(トイレ内に時計を置いた(「いったい何分トイレに籠っているんだろう?」と自分が不安にならないため)。

   🌸 食べたくないと感じるものは食べない(例えば、生野菜のサラダなど、腸が「消化にはちょっとキツイよ」と言っているように感じるものは食べなくなった。その代わりに、煮野菜やドロドロしたものを多く食べるようになった。私は子どもの頃から、生野菜のサラダが苦手だったが、それは、生まれつき私の腸が生野菜の消化が苦手だったからではないか?という考えに基づく)。

  🌸 気持ちを楽にするようにした(「楽(らく)」はリラックス(relax)に通じ、ラクサティブ(laxsative, 下剤)に通じる。通じるは「お通じ」だ。laxは「ゆるい」だ。リラックスすれば、心もお腹もユルくなる。)。実際、気持ちが楽になった。 日本の大手メーカー製の水溶性食物繊維サプリを複数摂取し、お医者さんで下剤を処方してもらい、寒天を食べ、一日青汁1杯生活の森美智代さんも長年飲んでいる整腸剤まで飲んでいるのだから、これで効かないはずがない!という「やれることはすべてやったぞ」的な自信が、楽な気持ちにつながったと思う。

  

食べすぎるな!

二口女(ふたくちおんな)


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