🍰参考になるサイト:糖質制限と高コレステロール値と甲状腺機能低下2021年01月29日 21:29



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2021年01月29にブログ「食べ過ぎるな!」に書いた記事のコピペ。

(ブログ「食べ過ぎるな!」をアサブロに引っ越し中。)



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参考になるサイト:糖質制限と高コレステロール値と甲状腺機能低下 

20210129

 

糖質制限と高コレステロール(特にLDL)について知ったことを前回の記事に書いた:

糖質制限とコレステロール: Lean Mass Hyper-responders (LMHRs) - 食べすぎるな!

 

前回の記事で言及したデイヴ・フェルドマン氏のサイトCholesterol Codeの動画のひとつに、「高コレステロール値の糖質制限者のなかに、甲状腺機能が低下している人がいる可能性があるのでは?」という疑問を呈した(たぶん)イギリス人女性とフェルドマン氏とのやりとりの動画があった。 

私がこの動画に興味を持ったのは、現時点の私がフェルドマン氏が唱えるところのLMHRsの定義にほぼ当てはまることに加えて、最近の2回の血液検査において、それぞれの医師に甲状腺機能の低下を指摘されたからである。 

 

以前の記事に、糖質制限と甲状腺に関して知ったことも書いた:

 

参考になるサイト: 糖質制限と甲状腺 - 食べすぎるな!

  ↑ 具体的には、下記サイトが参考になった:

糖質制限のときの甲状腺ホルモン低下(低T3症候群)

  子供や痩せ型の女性は厳しい糖質制限に注意!筋肉が少ない人は体調を崩すことに? - 記事詳細|Infoseekニュース

  甲状腺に異常なく甲状腺ホルモン値異常の低T3症候群[専門医 橋本病の長崎甲状腺クリニック大阪]

 

前述の女性の執筆中の文章を閲覧したところ、私が感じていたのと同じことが書いてあった。 

つまり、健康というものは複雑なバランスであり、ある食事方法や何かひとつの方法を行ったからすべての数値が改善するというものではない、ということだ。 

私の場合は、厳しい糖質制限+プチ断食行によって、血糖値が改善し、また最近の血液検査で腎臓の数値が目を疑うほどに改善し、他にも頭の中が冴えたり口内炎ができなくなったり頭皮の炎症が消えたり、様々な良いことが有った一方で、各種コレステロールの値が大幅に上昇したり、甲状腺機能の低下を指摘されたりしている。 

このように書くと、「それ見たことか!だから糖質制限は危険なのだ!」と短絡的な物言いをするフードファディストも中にはいるだろうが、コレステロール値が上がるのは糖質制限を行う人たちの一部であり、また、ほとんどの人は私と同じように、健康というものは一筋縄ではいかないものだと感じているに違いない。 

前にも書いたが、健康は複雑だ: モグラたたきのように、こちらを叩いてつぶすと、あっちのほうが飛び出してきたから、あっちのほうを叩くと、こんどはそっちのほうが出てくる....。 ということを何度も何度も繰り返しながら、多くの先達たちは各自にとって最適な食事を試行錯誤しておられるのだろう。

 「最適な食事」とは、私の或る症状の主治医が言ったところの「普通の食事」である。 「普通の食事」は、人それぞれ、違う。 私にとっての普通の食事は、私だけに限定の普通の食事である。 

ケトン食を続けてがんサヴァイヴァーになった人の普通の食事はケトン食であり、脳腫瘍の再発を封じるために内臓や虫などを食べて成功した英語圏の若者(がんサヴァイヴァーの方のブログで知った)にとっての普通の食事は、釣りの生餌のような動く物を丸ごと食べることも辞さない食事である。 

伝統的に肉食を行う欧米には、肉しか食べない人たちもいるそうである。 極端な例では、森美智代さんのように一日に青汁1杯とサプリメントだけで生きている人がいたり、プラーナしか食べずに生きている人たちがインドや日本をはじめ世界各地にいる。 

森さんにとって普通の食事は青汁1杯であり、不食の人たちにとって普通の食事はプラーナである。 プラーナを食べている人を笑ってはいけないと思う。 プラーナを食べる人は、何年もいろいろ試した結果プラーナだけを食べていると身体の調子が良いという実感を持ったから、プラーナだけを食べるようになったのである。 

糖質制限を行う人たちも、糖質制限を試したら糖尿病の数値が下がって糖尿病が改善したり、いろいろ身体の調子が良くなったという実感を持っているから、糖質制限をしているのである。 

どの食事法が正しく安全で、どの食事法が間違っていて危険かは、人それぞれである。 各自が各自の理想の「普通の食事」を発見して、それを続けることによって幾久しく健康で長生きすれば、それでよいのである。 

だから、食事法の是非をめぐって貶(けな)し合うのはクソでも喰らっていろである。 江部医師個人の普通の食事はスーパー糖質制限食であり、山田医師の普通の食事は緩やかなロカボであり、高糖質低カロリー食を提唱する医師の普通の食事は高糖質低カロリー食であり、彼ら専門家たちの実体験に基づいた意見や素人諸氏の実体験を参考にしたりしなかったりしながら、時には成功したり時には失敗したりしつつ、自分でいろいろ試してやっていくのである。 

他人がどんな食事法を信奉しているかなんて、自分にとってはどうでもよいことである。 

だいたい、他人の食事法の宗旨を批判すること自体が、自分の限り有る人生の貴重な時間の無駄遣いである。 それはまるで、阪神タイガースのファンに向かって「おまえが信奉する阪神タイガースはこうこうこうだから間違っていて、我々が信奉する読売巨人軍はこうこうこうだから正しい。だから、おまえも読売巨人軍のファンになれ!」と説教するのと同じくらい、絶望的に不毛な行為であるばかりか、不要にもかえって火に油を注いでしまうことになる。 

それぞれがそれぞれのやり方で上手くいっていれば、それぞれにとってそれがいちばんよいのである。 世の中は複雑だ。 ひとつの方法ですべてが解決するのは、子どもの頃に読んでもらったおとぎ話の中だけであろう。 

 

話を戻して、

ドクターシミズのブログにもあるように、厳しい糖質制限を行うとLDLコレステロールが上昇することは、よく知られているようである:

https://promea2014.com/blog/?p=2816

 

江部医師のブログの、コレステロール値に関する記事:

ドクター江部の糖尿病徒然日記 LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪。善玉。悪玉。

 

ドクター江部の糖尿病徒然日記 コレステロール

ドクター江部の糖尿病徒然日記 LDLコレステロールが1年間で、208mg/dl→366mg/dl。どうする?

 

フェルドマン氏のコレステロール値の目安に関する動画(フェルドマン氏は市井のアマチュア科学者。ケトン食で高LDLを除いて体調がすこぶる好調なことから、コレステロールに興味を持って調べている人): 

https://www.youtube.com/watch?v=uVcYzc5O_mg&feature=emb_logo

 

現時点における私の場合、中性脂肪が江部医師による目安より高いことに加えて、LDLの値がフェルドマン氏の上記動画における(フェルドマン氏の周りの)ロウカーブダイエット派の医師らの目安よりも高い。 これらの情報を参考にし、また、複数の医師から甲状腺機能の低下を指摘されたため、コレステロール値を下げる方向で食事の量や内容を試行錯誤していく。

 

血液検査を受ける際には、検査前の3日間の食事に気をつけてみる。 フェルドマン氏の実験によると、検査前の3日間に摂った食事の内容がLDL値に影響を与えるとのことである(当然ながら、フェルドマン氏の考えは、あまたある様々な考えのひとつに過ぎず、医学的なエビデンスが弱い可能性も勿論ある):https://www.youtube.com/watch?v=R0nS8yxQ90E

 

 上記の情報をはじめ、今まで各種の情報を読んで、次のような印象を持った: 

糖質制限を行う人たちの一部に、コレステロール値が大幅に上昇する人たちがいる。 特に、もともと痩せている人が、糖質をほとんど摂らない厳しい糖質制限食や断食を行って、より一層痩せた場合に、そうなる傾向があるようである。 

典型的な例としては、競技サイクリングやマラソンといった持久系のスポーツ選手/愛好家(痩せ型体形)が厳しい糖質制限食を行うと、コレステロール値の急上昇が見られるそうである。 

しかしながら、私のように痩せ型でもともと筋肉量が少ない人が厳しい糖質制限や断食をして更に体重が減った場合も、そうなる傾向があるようである。 

厳しい糖質制限や断食をしてコレステロール値が急上昇した場合は、自分の甲状腺の機能もチェックしてみると良さそうである。 

高コレステロール値や甲状腺機能低下に関する是非や、数値の許容基準値については、医師や専門家の間でも意見が分かれるようなので、専門家たちの意見を参考にしながら最終的には自己の責任において判断することになろう(が、健康に限らず、人生の中のあらゆる判断は自己責任である)

 

引き続き、様々な情報を参考にしたりしなかったりしながら、自分にとって最適なオンリーワンの「普通の食事」を追い求めていく:

 

食べすぎるな!

二口女(ふたくちおんな)



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