🍰私の身体は下水処理場ではない ― 2020年11月17日 17:21
私の身体は下水処理場ではない
20201117
人から頂いたり送られた食べ物で、健康上の理由で食べたくないものがあったら、自分の身体をろ過器の分際に卑しめる前に、捨てたほうが良い。
昭和生まれの人間は、親や祖父母から「食べ物を粗末にするな」と言われて育ったから、食べ物を廃棄することに罪悪感があって、
「もったいないから」
と思って、自分の口の中に放り込む。
これは、自分を食べ物よりも価値が低い存在におとしめる、最悪の自己否定行為だ。
だいいち、お土産や贈答品なるものは、「贈ること」が価値であって、その内容物には、実質的な価値は無い。
自分の嗜好に合わないどころか、自分の健康を害するような食べ物を、不本意にも無理やり食べてあげなければならないほど、贈答者に気をつかう必要があるだろうか?
私の腎臓は、ジャンクのための濾過機ではない。
私の身体は、下水処理場ではない。
「なんてもったいないことを!」
と言うんだったら、あなたは私の健康について責任をとれるのか?
人の健康のことなんて、何にも考えてないだろ?
「だって、良かれと思って...」
はい、そうですね、でも、それはあなたの「良かれ」であって、
私にとっては「非常に悪しかれ」なんですよ。
捨てられても、仕方がないでしょ?
私だって、捨てるなんてことは、したくない。
でも、それだったら、いったい誰が食べるんだ?
食べないまま、ずーっと家の中や冷蔵庫の中に置いておくのか?
その場所の保管コストを負担してまで、
こちらは、死ぬまでそれらを家の中に溜め込んでいなければいけないのか?
「じゃあ僕が食べるよ」
と言う、健康診断の結果がジリジリ悪化している旦那に、下水処理場の役目を負わせるのか?
それとも、使いまわして、あげる義理も何にもない人に無理やり押しつけるのか?
それでも「けしからん」という向きは、
その言葉を、毎日大量に食べ物を生産/製造/販売する一方で大量に廃棄している生産者や食品飲料業界や小売業や外食産業に言ったらどうだ?
事業者たちが平気でドバドバ捨ててるのに、なんで個人が罪悪感を感じて自分の身体を廃棄物処理施設にしなきゃいけないんだ?
もったいないオバケが出てきたら、「出る場所を間違えてるよ」と諭(さと)すだけだ。
世間や他人は、自分の身体の状態は決してわからないし、気にもとめていない。
だから、自分の身体は、自分で守る。
身体に悪いと思った物は、自分の身体に入れない。
自分の身体は、少なくとも、送りつけられたクソ甘な果物よりも、
ずっと、ずっと、尊いのだ。
他人様の機嫌をとる前に、自分の身体の機嫌をとるのが先だ!
ブレずに、生きていく。 いつも、これからも、
食べすぎるな!

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